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大河ドラマ『光る君へ』(6)(7)の感想

先週はゆっくり観れなかったので、2回分まとめて。



とうとう道兼を避ける必要がなくなった道長。
正面から歯向かう理由ができた。兄とは違う。
この侮蔑すら、道兼の中では肯定になっていたんだと思います。
父に認められたい。
でも、殺人はいけないんだけど、道兼は兄弟で一番まじめそうではないですか?

(私は、道兼が兼家の息子の中で一番好きなので、つい贔屓してしまいます………。)

やさしく、太陽のような長兄道隆。
漢詩の会が、より人徳があるように演出しましたが、その一方で円融天皇に毒を盛った事実を、さらりと受け入れてしまったのですから、内面が知れません。

忯子の死

忯子が亡くなり、急に銷沈する兼家。
「殺すな」
怨みや祟りを恐れ、口を酸っぱくして、言い続けたのに。
兼家はこれから、後悔にくるしむのでしょうか。

みな義懐はだめだと言うけれど、花山天皇にとって、数少ない信頼できる寵臣であり、親族であり。
また、一年で成果を求めるのは早急過ぎ。
過差(贅沢)を戒め、荘園を整理して、貨幣を流通させることがどれほど大変か。
(ちなみに過差はのちの天皇たちも何度も戒めますが、改まらないのです!)

これはのちに藤原行成も日記に書くことですが、朝廷がまとまり、帝を支えられる信頼関係がないと、どんなによい帝でも、政はまわらないのですね…ここをすでに、道長は見抜いている。

どのように寛和の変を迎えるのか気になるところです。

打毬の会

そして、主人公まひろは…

もう、回を重ねるごとに、史実なんてどうでもいいから、道長と結婚させてあげてと思ってしまいます。

しかし、公任が言っていましたが、誰を妻にするかは、のちの出世にも関わって来るというのは正論。
でも、道隆だって、学者や受領の娘を妻にしていますが、この後関白になります。

熱く語っても、歴史を変えては大河ドラマでなくなってしまいますね。

(ところで、猫の小麻呂の行方は…)


2024/02/27修正

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