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大河ドラマ『光る君へ』(27)「宿縁の命」の感想

藤原彰子の入内

 まるで感情を見せない藤原道長の娘彰子。
おっとりとして怒りを露わにしない、父親に似たのでしょうか。

 演じられている見上愛さんがとてもきれいな方で、微笑んだらさぞ素敵な彰子になるのではないかと、これからが楽しみです。

 ※漫画のセリフは本編とは関係ありません。

猫の産養


 劇中では、登場していないと思いますが、一条天皇は命婦のおとどという猫を飼っています。『枕草子』に登場するのですが、無位無冠だと帝の側に仕えられないので、なんと位をもつ殿上猫なのです。

 おそらくこの猫が子猫を産んだので、一条天皇は長保元年(999年)九月十九日、左大臣藤原道長、右大臣藤原顕光、母である東三条院詮子を呼んで、産養(出産祝い)を行っています。

 藤原実資は、奇怪なことだと日記に書き残しています。

 まだ十九歳の帝、毎日の祭祀に、政事や廷臣たちとの兼ね合いで、心身疲れている中、安らぎの時間だったのかもしれません。

 

(以前に描いた清少納言と命婦のおとどです。)

紫式部の娘は…

 まさか、紫式部の娘は藤原道長との不義の子?!
 予想外の展開でしたが、まひろをつなぎとめるためそれを受け入れ、あわよくば自分の出世に利用しようとする藤原宣孝。
 
 とんでもない展開に今後どうなるのか。
(賢子は道長の息子頼宗と恋仲になりますし)
 今回はここにはあまり言及しないで次回で。


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