仲人の連休。

黄金週間が始まった。数年前から五月の連休は新たな仕事を入れないと決めて、やっと昨年あたりから実行できるようになった。自営業なので、仕事がないと不安な面もあるが、家族との時間や休息を犠牲にしてアワアワ仕事しても、結局満足できるパフォーマンスになんかならんのだ。って、まあ、結局んとこ、ダラダラする言い訳。
今日は家族全員の都合が合ったのでデイキャンプにゆく。コロナで何度も中止になったが、いつか婚活アウトドアイベントをやりたい。視察も含めて、自然の中へお出かけ。途中、ラムーという激安スーパーに寄る。ここのソフトクリームが非常に美味。これが100円とか、どういうシステム。こんなの是非ともラムーに貢献すべく、5個くらい食べてしまいそうやで。ひとつひとつパックになってるやつとちゃうんやで。知らんけど。


デイキャンプ好き

テントで寝るのは心許ないので遠慮したいが、デイキャンプは大好きである。特に、飲酒していないファミリー層が多いサイトは最高である。大人数の大量の飲酒で、マナーやゴミの件等、たいていいろいろあかんくなる。酒は家で飲むか、外で飲むならひとり飲みを、全国民におすすめしたい。
デイキャンプの何が楽しいって、そりゃ子どもたちよ。自分の子らではない。もう少し幼い、他所の子らである。この愛らしく丸いフォルムがウゴウゴよちよちしていると、こちらがムズムズするほどかわゆいのだ。


かわいいものはみんな、自分の子らの幼い時を彷彿とさせる。あんなにかわいいものが世の中にあるとは。もっと早く知りたかったぜ神様。どうして教えてくれなかったの神様。それなら20代のうちに結婚して、三人か四人か出産したかった。もっと子どもが欲しかったなぁ思いつつ、じきに48歳というね。


最高のお天気。
最高過ぎて暑い。


「赤ちゃん抱っこします」


まあこればっかりは仕方ない。とりあえずの夢であった、一男一女は果たしたのだ。どこかで足るを知らねばならない。婚活の師匠にも、三人目が欲しいと言うと、よくばり!と言われたものだ。
子どもを産むのはもう現実的ではないが、それでも、赤ちゃんは抱っこしたいのう。新生児のあの軽々とした感じも、たくさんお乳を飲んで身が詰まってきた感じも、離してー!と身をよじる感じも、どのあたりでもいい。「赤ちゃん抱っこします」というプレートでも首から下げるか。きっとこの世のどこかに、少しでもいいからひとりの時間が欲しいと願うママもいると思うのだが。私の手が必要ではないだろうか。どうかぜひ、私を見つけてはくれまいか。


日本のどこかに
私を待っているママがいる…
のではないかと思う。


赤ちゃんはまじで抱っこしたいが、もっと言えば、今この瞬間に、助けを求めている人がいるのではないか、私に何かできるのではないかという気分である。休んでいると、困っている会員がいるのではないかと思ってしまう。これってただの貧乏性では?生まれながらに健康で栄養過多で、有り余るエネルギーを持て余しているのでは?いやいや、お節介が身上の仲人だっていう、それだけの理由である。とそう思いたい、季節外れの暑さの春の一日である。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?