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私の妹に、成婚談を書いてもらいました

東京・恵比寿と兵庫県にある結婚相談所、
結婚物語。仲人Tです。

私の妹(28)が弊社で成婚退会したので、成婚談を書いてもらいました。私の他の姉妹も友情出演しています!

婚活中、彼女はあるミスを犯し、私に死ぬほどキレられる事になります。

そのミスとは、一体!?

それでは、張り切ってどうぞ!


初めまして。仲人Tの妹です。

私は、今時珍しい7人兄弟です。

仲人TことTちゃんは1番上で、私は6番目です。

番号無しは配偶者や子供たち



兄弟姉妹はわりと結婚が早く、特に姉は全員20代で結婚していました。

写真で言うと

①Tちゃん(ミドフォー)
25から婚活して28で結婚。
子供は小学生2人。

②Mちゃん(アラフォー)
20代前半で高校の同級生と結婚。
子供は高校生以下3人。

⑤Sちゃん(ミドサー)
21の時、スポーツクラブで6歳上と結婚。
子供は小学生以下4人。


こんな家族に囲まれたら「早く結婚したい!」と考えそうなものですが、私は恋愛経験はあるものの、結婚願望は全くありませんでした。

ずっと、

「自分には、子育ては無理」

と思っていたからです。


私が14歳、受験生の時に、Mちゃんが1人目を産みました。

Mちゃんは女王様気質で、人使いが荒い性格でした。

家族から「無惨さま」と呼ばれている、そう言えばなんとなく伝わるでしょうか。

実際のMちゃんと子供達

近所に住んでいたMちゃんは、毎日朝から実家にやってきて、自分はゴロゴロして母親に食事を作らせ、できた夕食をご主人に持って帰るという生活を送っていました。

私は学校から帰ってくると、勉強をしながらひたすらMちゃんの子の面倒を見ていました。

赤ちゃんが泣くと、Mちゃんは

「泣いてるで~⭐️」

と私に振ってくるのです。

ちなみに、私が必死で赤ちゃんを泣き止ませている間、Mちゃんはこたつで漫画を読んでいました。


赤ちゃんの泣き声はとにかくストレスで、一生懸命あやしても泣き止まないし、受験勉強に集中できないし、本当に大変でした!

その子がちょっと大きくなったと思ったら、またMちゃんが2人目を産みました。大学生になった私は家を出て弟とシェアハウスを始めましたが、場所が実家の近くだったので、残念ながら子守から解放されることはありませんでした。


そうしているうちに、Sちゃんが結婚し、1人目を出産しました。

姉妹の中で1番スタイルがいいSちゃん


若くて健康なSちゃんは、出産までは何の問題もなかったのに、生まれてくる時に偶然へその緒が赤ちゃんに絡んでしまい、母子共に命の危機に晒されました。

2人とも一命を取り留めたものの、Sちゃんの子は体が弱く、性格も繊細で、ミルクを飲まなかったりちょっと音がしただけで泣きだしたり、夜も全然寝なかったり、

いわゆる

「育てにくい子」

だったのです。


Sちゃんのご主人はハードワークで、育児はSちゃんのワンオペでした。私もしょっちゅう手伝いに行きましたが、Sちゃんは疲れ切っていました。

子供って、普通に元気に生まれてくるとは限らないんだ。

育児って、24時間365日、こんなに大変なんだ。


なるほど…

私には絶対無理!!


そんな私が結婚を考え始めたのは、SちゃんとMちゃんの子供が合計で5人を超えた頃でした。


中学生の時は赤ちゃんが泣く度に落ち込んでいましたが、5人目くらいから「赤ちゃんは泣くのが普通なんだから、自分を責めてストレスを感じなくていいんだ!」と、大らかに育児ができるようになってきたのです。

また、あれだけ手がかかっていた子供たちが大きくなり、下の子の面倒を見たり、可愛らしく懐いてくれるようになり、

「子どもがいるって、大変なことばかりじゃないかも」

と思えるようになりました。

子供が小さい頃はとにかくバタバタしていた姉達の家庭も、子供が大きくなってからは安定し、幸せそうに見えました。

Mちゃんのご主人は超イケメンで本当に優しい人だったし、Sちゃんのご主人も子供の面倒を見たいと早く帰れる仕事に転職したり、2人ともとても愛されていました。

Mちゃん家族

そんな姉2人を見て、

結婚も悪くはないかな、


という気持ちになってきたのです。


1人でも生きていけるし、「絶対に結婚したい!」とまでは思わないけど、

私の人生、

結婚するのとしないのと、
どっちが幸せだろうか。


そういえば、弟とルームシェアしてた時、掃除や料理は全く苦にならなかった。

でも、就職して1人暮らしになって、「部屋が散らかっててもまあいいか」「ご飯はコンビニで買おう」って、生活が自堕落になってるなあ。

私は、誰かのためになら頑張れるけど、自分1人だとサボっちゃうのかも。結婚した方が人間らしい生活ができる気がする。


結婚相談所で働いていたTちゃんにそんな話をしたら、

「もし結婚して子供が欲しいなら、若いうちに婚活した方が楽だよ。30を過ぎるとどんどん同年代とマッチングしなくなる。

いくつになっても幸せな結婚はできるけど、婚活が楽か辛いかで言うと、間違いなく早く始めた方が楽。」


と言われ、結婚物語。に入会することにしました。


お金の抵抗は全然無かったです。

どんな人と結婚するかで一生が変わってくるんだから、いい人を探すためにお金を使うのはむしろコスパが良いと思っていました。

何より、

相談所で結婚したTちゃんのご主人は、ものすごく素敵な人でした。


Tちゃんのご主人ときたら、毎日朝5時に起きてTちゃんが寝ている間に部屋の掃除と洗濯を済ませ、保育園に子供達を送り、リモートワークしながら布団を干し、Tちゃんの帰りが遅い日は保育園に迎えに行ってお風呂に入れておき、食事が終わったら、TちゃんがKindleやpixivで18禁BLを読んでいる間に、子供の歯を磨き、布団を敷き、絵本の読み聞かせをするのです!

お盆や正月にうちの家族で集まっても、自分のお小遣いで姪達を映画に連れて行ってくれたり、私たちにお年玉をくれるのです!Mちゃんに至っては、3人の子供のランドセルを全て買ってもらっていました!



Tちゃんのご主人が結婚の挨拶に来た時のことは、今でも鮮明に覚えています。

彼は見るからに誠実で、優しそうで、気配りができて、謙虚で、貯金があって、「親が反対しない結婚相手選手権」があれば間違いなく上位入賞するタイプでした。

私たち弟妹は動揺し、口々に「本当にTちゃんでいいんですか!?」「貴方なら絶対にもっといい人がいるでしょう!!」「やめるなら今です!きっと後悔しますよ!」と止めましたが、彼はTちゃんに相当詰められていたようで、そのまま結婚してしまいました。


最近彼に電話したら「なぜあの時にもっと本気で止めてくれなかったのか?」と言われました。


Tちゃんのご主人の存在があったので、私は「結婚相談所には絶対いい人がいる」と確信していました。


9月に書類を送って、10月後半から活動スタート。

Tちゃんはプロフィールこそ作ってくれましたが、エコひいきになるのが嫌だからと、私の婚活には一切タッチしませんでした。

婚活は、とにかく疲れました!

休みは全部潰れるし、日程調整は大変だし、「今日のお見合い、いい感じ!」と思っていたらあっさり断られるし、断る時は心苦しいし、毎回精神的にダメージがあり、ストレスが溜まりました。

お見合いの度にSちゃんが髪をセットしてくれていたのですが、「一度も会ったことない人のために、なんでこんなに頑張らなあかんの!?」と八つ当たりしてしまったり、

お会いした15人のうち1人だけですが、寝癖がついた髪で来たお相手もいて、「自分はこんなに頑張っているのに!」と悲しくなったこともありました。



私は昔から自己肯定感が低いくせに完璧主義で、何事にも手を抜くのが下手でした。

「婚活では見た目も会話も全て完璧にしないと!」と思っていたので、少しでも上手くいかないと自分を責めて落ち込んでいました。


でも、Mちゃんがすごく楽しそうにお見合いの話を聞いてきて、「こんなに毎週色んな人に会ってデートできるなんて、めっちゃ楽しいやん!今だけの特権やで!」と言うので、「そういう考え方もあるのか!」と少し気が楽になりました。


「相談所の男性はリードができない」と聞いていましたが、こちらが何も言わなくても気遣ってくださる方も多かったです!お店をいくつか提案して選ばせて下さったり、緊張しながらも会話を頑張って下さったり。

リードが上手じゃなくても、こちらを想って行動してくれてるんだと感じ、嬉しくなりました。


みんないい人ばかりで、どうやって決めたらいいのかな?と悩んでいた時に、一つ年下の、ある男性とのお見合いがありました。

彼とのお見合いは13時からだったのですが、なんと、私が14時と勘違いしていて、遅刻してしまったのです。


彼の相談所から連絡を受け、結婚物語。のスタッフさんが私に電話してくれたのですが、悪いことは重なるもので、その時私の携帯の調子が悪く(修理の予約を数日後に入れていました)、電話に出られない状態になっていたのです。


LINEはかろうじて繋がっていたので、TちゃんからLINE電話がかかってきました。

思えば、活動を開始してから、初めてTちゃんと喋ったのがこの電話でした。

幸い、お見合い場所の近くでぶらぶらしていたので彼にはすぐ会えましたが、Tちゃんはバチクソにキレていました。

「私の妹であるお前が、遅刻してうちの会社の評判を下げるとはどういうことだ。他の会員に迷惑がかかったらどう落とし前をつけるつもりだ。」

と言われ、本当に殺されると思いました。


とにかく、Tちゃんの指示通りに彼に平謝りし、楽しんでもらえるよう会話を頑張り、お茶代は彼の分も全額支払いました。遅刻した自分に交際を断る権利など皆無!と思ったので、交際希望で出しました。

この時はTちゃんに怒られたこともありましたが、それよりもこんなミスをしてしまった自分に深く落ち込み、会話もいつものように盛り上げられず、顔は笑顔でも心の中は「返事がない。ただのしかばねのようだ。」状態でした。


遅刻したので当然断られると思ったのですが(私の頭の中では、お見合い中からサライが流れていました)、

なんと彼は交際希望だったので、仮交際が成立してしまいました!

彼が初デートのプランを色々立ててくれたのですが、間が悪いことに、誘ってくれた日時が全て他のお見合いやデートとかぶっており、さらにお店は私の父親の行きつけの店でした。

遅刻した分際で「その日は全部ムリ。その店もイヤ。」などとケチをつけたら、今度こそTちゃんに殺されるだろう。加古川に沈められるだけでは済まない。指を一本ずつ切り落とされ、目を抉られ、鼻と耳を削がれ、内臓を引きずり出され、ありとあらゆる苦痛を与えられた上で殺されるに違いない。

震え上がった私は、必死で違う日程とお店を提案し、なんとか彼とデートすることができました。

彼は「器用でスマートで素敵」というより、「慣れていなくても、自分よりも相手を優先して動こう」という気持ちが伝わってくる人でした。

理想の家族像について話した時、彼は「お兄ちゃんに憧れてる。家の家事をたくさんやったり、クリスマスにツリーの電飾の飾り付けをしてたりして、それが理想!」と話してくれました。

家族のために頑張るのが理想とか、
神か!!

私は7人兄弟ですが、実は彼も兄弟がかなり多くて、そこも気が合った点かもしれません。

また、私はどの相手にも2回目からずっと割り勘にしてもらっていたのですが、彼は毎回奢ろうとしてくれました。それがちょっと嬉しかったです。



4回会ったら、IBJではシステムが「真剣交際に入りますか」と聞いてきます。(もちろん、まだ決められないと答えても大丈夫です)

私はもう彼と真剣交際になってもいいかなと思っていたのですが、彼には引っかかることがあり、すぐには真剣交際になりませんでした。


相談所に入ってすごく良かったのが、向こうの相談所を通じて、「彼は〇〇が気になっているので、その事を聞きたいと考えているようです」と言ってもらえた事です!

その話を自分から切り出すことができ、ちゃんと話すことができました。

これがもし普通の出会いなら「聞きたいけど聞けない」とか、「聞き方に失敗して仲が悪くなる」とか、「聞かれると予想していなかったので上手く答えられない」とか、そういう事もあったかもしれません。

仲人さんが間に入ると、こんなにスムーズに進むのか!と感動しました。

あとは、真剣交際で何に気をつけたらいいか聞いたら、「真剣交際に入るときに話すことリスト」をもらったのですが、すごく役立ちました!

成婚退会した後にも役立つ情報がいっぱいで、最高かと思いました。おかげで、親への挨拶日をすぐに決められました。


出会って恋人同士になるのは、アプリや普通の出会いと変わらないけれど、

「結婚を見据えて付き合っていけるか」
「恋人から結婚に辿り着けるかどうか」

は、相談所に入っているのといないのでは、スピードも確率も全然違うのではないでしょうか。

結婚願望のある人に出会えるという点ばかり注目されているけれど、私は真剣交際に入りかけから成婚までのサポートがとてもありがたかったです。


真剣交際に入って、数週間でプロポーズされました。

「言葉で言ってくれたら嬉しいな」くらいしか考えていなかったのに、彼が箱パカプロポーズしてくれました。

「指輪の石だけ買っておいたから、またリングは一緒に選びに行こう」と言われ「??どういうことだ??」と混乱しました。

やっと状況が飲み込めて「な、なんと恐れ多い!そんな高いものを私に!!」と動揺して、「こ、怖い!」と叫んでしまいました。

彼は「え!?」とびっくりしていました笑

そりゃ、プロポーズにそんな返事が返ってくるとは普通思わないですよね。もう一度やり直せるなら、可愛らしいアクションを取りたいです…!

彼に決めたポイントはたくさんあります。

⚫️「自分よりも相手を優先してくれる優しさ」があったこと。

私はついつい相手を優先しがちで、尽くして疲れることが多かったのですが、彼はそうならない相手でした。(もちろん、彼のためにできることはしたいと思えます)

⚫️婚活中ですら結婚はどちらでもいいと思っていた私が、この人と結婚して一緒に生きていきたいなと思えたこと。

⚫️デートの度に「髪やメイクが面倒だな」と思っていたのに、彼の時はそう思わなかったこと。

⚫️誰と結婚しても、思い通りにいかないことはきっとあるだろうけど、それをちゃんと話し合って乗り越えていけそうな感じがしたこと。

〈婚活している方へ〉


婚活は本当に、精神的にも体力的にも辛いことが多々あるかと思います。

こんな大変な思いをして活動を続けていらっしゃるだけでも、本当に素晴らしいことだと私は思います。

辛い思いをした分、きっと成長する部分がたくさんあると思いますし、その分魅力的な人になっていくと思います。

私とお見合いして下さった男性は、素敵な方ばかりでした!

「ちゃんとしなければ」と思っていたので、辛く感じたこともありましたが、どの方と話した時間も、とても楽しかったです!

正直、ここが嫌いだから交際を終了しよう、というのは本当になくて、

仕事が繁忙期に差し掛かるから、これ以上OKしたら多重影分身の術を身につけねばやっていけないぞどうする…!となってしまい、やむなくお断りした方々ばかりです。

本当に、素敵な方ばかりだったのです!


もしかしたら、皆さんが断られたとしても、何か大きな欠点があったわけではないかもしれません。

お相手は皆さんのことを「素敵だな」と思っていたけれど、たまたまタイミングが合わなかったのかもしれません。

だから、自分を否定的に捉えないようにして下さったら嬉しいです。


すぐに結果が出なくても、まずは、大変な思いをしながら頑張っているご自身を褒めてあげてください。


最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。


おまけ
(妹と私の電話)


「あのさ、私、お相手がどんな人か全然知らんねん。他のスタッフさんが一歳下のイケメンって言ってたけど、それくらいしか知らん。実際どんな人なん?」

妹「すごく優しいよ!尽くしてくれる系!」

私「やらしいけど年収とか学歴聞いていい?
もし彼がOKならブログに書かせてもらえたら嬉しいなって!」


「えっ?年収?いくらやったかな…?
学歴…は、大卒…?やったような…?」


「嘘だろ…!?

婚活してて、相手の学歴と年収覚えてないとかある!?

アンタ、相手をどんな基準で選んでたん!?」


「えっ…?

つわりの時に、背中をさすってくれそうかどうか。」

終わり


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