早期離職でどん底だった新卒が、ようやく自分の足で立てるようになった今思うこと
気づいたら、転職して1年半が経っていました。
前職は学生時代のインターン期間を含めて社歴が1年半だったので、ちょうどそれを超えたタイミング。
(とはいえインターンは毎日出勤していたわけではないので密度は低いですが…)
せっかくなので、2社経験して感じたこと、転職したことでの変化を残しておこうかなと思います🙂↕️
なぜ転職したか
そもそもなぜ転職したか。1社目に入社するタイミングで経営が悪化して組織崩壊したことがきっかけです。
入社直前で、「新卒は3ヶ月でクビにするかもしれない」と説明されるなど笑
(今だから笑えますが…)
結局新卒がクビになる前に既存社員の半分以上が辞めてしまい、私自身も将来性を考えて自主退職しました。
「1年目で早期離職」のレッテルが付いた当時の私は過去一自己肯定感が低かったし、キャリアの荒波に裸で放り出された感覚でした。
それでも前職に感謝していること
辛い経験もしたし、類を見ないくらいブラックな会社だったのですが、時間が経った今となって「前職のおかげで」と思えることもあります。
ライティングに出会えたこと。
カオスな環境のなかで、自らリサーチして切り拓いていくスタンスが身に付いたこと。
会社に期待も依存もしないようになったこと。
「あの時より全然マシ」と思える経験ができたこと……。
そして新卒採用をやっていないスタートアップに転職できたこと!
当時は人生どん底お先真っ暗という感じでしたが、乗り越えた今振り返ると、一つひとつが血肉になった感覚があります。
気付かぬ間に前職の文化に染まっていた
前職にいた期間は短かったので、前職の文化に染まっていることはないだろうと思っていました。が、転職して他の環境に身を置くと、自分が前職の文化を良い意味でも悪い意味でも引き摺っていることに気づきました。
1つは、チャットと会話コミュニケーションの使い分け。
前職ではオフィスで静かにしないといけないルールがあり、午前中はMTGをしちゃいけないし、声を発しちゃいけない時間も設けられていました。
上司から「集中して仕事したいから、16時までは話しかけないで。何かあったらチャットして」と言われていたので、同じ空間にいても基本はチャットで連絡するのが普通でした。
その感覚を引き摺ったまま転職後にチャットコミュニケーションをしていたら、「近くにいるのにチャットは失礼」と注意されて、目から鱗だった記憶があります。
ちゃんと声をかけて欲しいというタイプもいるものです。オフィスが狭かったというのもあるかもしれません。
この辺は人によっても会社によっても好みが違うんじゃないかなーと思います。
まさに「郷に入っては郷に従え」だなと反省した出来事です。知らぬ間に自分の「普通」が凝り固まっていくから怖い。
もう1つは、よく言う「報連相」について。
前職ではとにかく、報告が重要。いや、報告以上に相談が重要という教え。事後報告はだめで、とにかく迷ったら先に相談しろ、というスタンスでした。
報連相がちゃんとできる人🟰仕事ができる、というマインドがみんなの中にあった気がします。
「社会人にとって大切なこと」と教え込まれていた私は、どの会社でもそれは同じだと思っていたのですが、転職後にまた注意されます。笑
注意の内容は、「報連相のしすぎ」。
これも私にとっては、新たな視点を得られたフィードバック。
今は、そのフィードバックの意味がよくわかります。上司も、自分の判断がないと行動できない部下よりも、自分で責任を持って動ける部下の方が頼り甲斐があると思います。特にスタートアップではスピード感も非常に重要。
何でもかんでも報連相するのではなく、何をどのタイミングで報連相するかを使い分けることが重要なのだと思います。
「許可より謝罪」そんな言葉もあるくらいですからね。
2社を経た自分の変化
転職をして、いろんな面で大きく変わったなと思います。ここまでに書いてきたマインドや文化の面でもそうですし、労働時間もいた抱けるお給料も変わりました。(元の時給が最低賃金を割っていたというのがありますが笑)
クリエイティブ職からビジネス職に変わったので、社内外で人と関わることも増えました。
最初は緊張してガチガチだった名刺交換も電話も、今はそこまで緊張せずできるように。
(出張や訪問アポにはまだ慣れないけど…笑)
スピード感のあるスタートアップで働くことで、この一年半でいろんな経験もさせていただきました。
常に3ヶ月前とやっていることが違う状態は、飽き性な私にとっては嬉しい環境です。
職務経歴書に書けることもぐーんと増えて、ようやく社会人として一定の自己肯定感を持てるようになれたと思います。
「会社に依存しない」をテーマに、副業もちょこちょこと続けることでさまざまな方と一緒にお仕事させていただきました。いろんなフリーランスの方とも関わらせていただき、「個人として稼ぐこと」の解像度がとっても上がりました。
また社会の波に放り出されることがあったとしても、今の自分には一定の経験もスキルも繋がりもあるから大丈夫。そう思えるようになったことが嬉しいし、2年前キャリアブレイクした時に、「その状態を目指そう」と強く決めていたからこそ叶えられたと思います。
気づいた自分の強みや適性
「総合格闘技」と呼ばれるカスタマーサクセス(CS)職として幅広い業務に携わる中で、自分の得意不得意・強み弱みもだいぶ浮き彫りになりました。
話すより、書く。
0→1より、1→10。
個の突出より、チームの仕組み化。
クリエイターより、ビジネスマン。
スペシャリストより、ゼネラリスト。
やっぱり働いてみないとわからないことってたくさんあります。
新卒のときは「専門性が大事」「スペシャリストにならなきゃ」「天職を見つけたい」という謎の思い込みで焦っていました。ですが世の中のトレンドに合わせるより、自分の適性に合ったフィールドで頑張った方が結果も出やすいと身をもって実感しました。
さらに、自分の感覚だけじゃなくて周りの反応や評価も重要なヒントだということにも気づきます。
実は現職の一次面接でインサイドセールス職のポストで応募していたのですが、面談を通してCSの方が向いていそうと言ってもらい、CSとして内定〜入社に至りました。
CSに興味はあったものの、自分では強く志望していなかったのですが、今「CS職」にすごく魅力を感じています。ジョハリの窓でいう、自分が見えていない窓を開けてもらった感じ。
今後も、自分の感覚と同じ以上に、周りの人からの視点を参考にしたいと思います。
過去の自分に伝えたいこと
ここまで自分の思考の整理のためにつらつらと書いてきましたが、最後に……。
最近なぜだか、どん底だった2年前の自分自身をよく思い出します。
きっとそれは、2年前に想像していたよりも、ずっとずっと良い未来に来ているという実感があるから。
あの時絶望していた私へ。
心配しなくて大丈夫だよ。
選択を大きく間違えたと思ったけれど、その失敗をバネにして、糧にした未来を歩んでる。
ネガティブな動機ほど強いものはない。
失うものが何もない私は強かった。
(逆に今は平和ボケしてしまうことが悩みなくらい笑)
なんとかなるから、悩みすぎないで!
あの時、踏み出してくれて、変わろうと強く思って行動してくれて、ありがとう。
今悩んでる就活生や新卒社会人に伝えたいこと
ラランドのサーヤさんのメッセージを引用させていただきます。まじでこれ!
私の同級生もめちゃくちゃ転職してます。
何かを辞めた後に、また意思を持って踏み出すことができるなら、辞めていい。手放していい。逃げていい。
1番大事なのは自分の心と体!
どん底でも立ち上がれるから、完璧な道のりを歩めなくてもいいから。
失うことを恐れずに、自分のしたい選択に勇気を持ってあげよう。
変な大人に、あーだこーだ言われても気にするな!笑
私がどん底にいた頃、新卒で会社が潰れたりクビになったりした人が、その後力強く歩んでいく経験談を語ったnoteを見つけて、読んでは勇気をもらっていました。
私の2年間のマイナスからの立ち上がりが、誰かの希望や勇気になったら嬉しいです。
自己満長文、読んでいただきありがとうございました!!!
自分のキャリアと思考の棚卸し、定期的にしていきます!
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