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アラサー婚活女子が会わなかった男たち①

youbrideを卒業し、with第1期スタートです。

with、そしてその後始めるPairsというふたつのアプリが、youbrideと決定的に違ったことは、
マッチングするお相手の年齢が近くなったこと。

男性からの「いいね」も増えたのは、そもそもの会員数の違いかと思われます。


さて、今回からは
with、Pairsの使用期間を通して

メッセージのやりとりだけして、結局会うことはなかった人たち


のお話です。

マッチングアプリを長く使っていれば、
マッチングはしたけれどメッセージが続かないとか、デートに至らないとか、
そんなことはしょっちゅうあると思います。

そして、その一つひとつを覚えていることはあまりないでしょう。
わたしも、何十人もの方とマッチングしたので、
会わなかった人たちのことはほとんど覚えていません。

しかし、前回の《長文メッセ男》しかり、
実際に会ってはいないのに、強烈なインパクトを与えてくるお相手も、中にはいました。

まずは、with第1期でマッチングした
《好色一代男》さん。
年齢は5つほど上の方だったかと思います。

この人とのメッセージは、2日くらいで終わりました。
にもかかわらず、よく覚えています。

大学時代、わたしたちは共に文学部だった、ということがやりとりの中でわかりました。

彼は日本文学を専攻しており、卒業研究の題材として『好色一代男』を選んだそうです。
教授に「君にぴったりだね」と言われたとか。

え、ぴったりって、どういうこと?

皆さまは、『好色一代男』という作品をご存知でしょうか。

とっても簡単に言えば、
ひとりの男が生涯にわたって、めちゃくちゃ色恋に励むお話。
「たはぶれし女三千七百四十二人、少人のもてあそび七百二十五人」
つまり、生涯で3,742人の女、725人の男と関係を持った、という男の話です。

わたしも文学部でしたが、専門は日本文学とはかけ離れたところにあったので、きちんと読んではいません。
しかし、どんなお話なのかという知識は持っています。

『好色一代男』がぴったりって、どういうこと!?

掘り下げポイントをありがとう!と思いながら、
でも、「まさか、そういう人……??」という疑念が拭えず。

━━ぴったりってどういうことですか?
とそのままストレートにお返事しましたが、
それ以降メッセージは返ってきませんでした。

《好色一代男》編 完


with第1期の初期の頃の話で、youbrideから通算しても、アプリ歴数ヶ月頃のお話でした。

まだ複数人並行してやりとりするような器用なまねはできず、一人に全力集中でした。

掘り下げポイントを間違えちゃったのかなあ
と少し落ち込んだりもしましたが、
3年ほどアプリを続けるなかで、

メッセージが急に来なくなるときはタイミングが悪かっただけ

と思えるようになりました。

お相手がなぜメッセージを返さなくなったのか、
実際のところ知る術はないのですが、
二度とかかわることはない人ですから、
あまり気にせずに次に進んだほうがいいよね、と
だんだん気持ちの切り替えも早くなっていきました。

とはいえ、今でも
『好色一代男』がぴったりとはどういうことだったのか
とても気になっています。

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