ジョン・F・ドノヴァンの死と生 レビュー(表舞台でセクシャルマイノリティーとして生きるということ)
予告編に引き込まれ観てきました。
ジョン・F・ドノヴァンていう響きもインパクトがあり、期待を胸に。
なかなか難しい作品でした。
改めて考えるとグザヴィエ・ドラン監督の半生を2人の人物を通して描いた作品だったのかなと思います。
表舞台に立つセクシャル・マイノリティーの苦悩がテーマ。
幼少期のドランことルパート、青年期のドランすなわちジョン・F・ドノヴァンは似たような痛みを抱えていたから分かち合えた。
子役で女々しいルパート、スター俳優でゲイのドノヴァン、両者とも孤独で闇を抱えながら必死に生きていたと。
わかりやすく子役とゲイのスター俳優の苦悩がリアルに描かれてました。
ラストは時代の変化、新しい時代を感じる形で少し救われました。
正直僕はストレートなのでわかったつもりにしかなれませんが、話自体はまあまあ理解できました。
ルパートを演じたジェイコブ・トレンブレイ君の演技良かったです。
音楽も作品にマッチしてました。
ただ、少し眠くなってしまいましたね。
あとは、マイケル・ジャクソンと重なるなーなんて思いました。
子役上がり、セクシャルマイノリティー、精神的苦悩、オーバードーズでの死。
渋い作品でした。
気になる方は是非。
以上、『ジョン・F・ドノヴァンの死と生(The Death and Life of John F. Donovan)』レビューでした。
84点。
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