1917 命をかけた伝令 レビュー(ライアン二等兵ではない)

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本年度アカデミー賞3部門受賞(撮影賞、録音賞、視覚効果賞)の今作、観てきました。

全編ワンカットの映像、臨場感ありました。
平行か下から撮られていたシーンが多く、兵士目線を感じられました。

音響の良い劇場での鑑賞だったので小さな音から大きな音まですごかったです。
正直何度か驚いてビクッとなりました(笑)

スリリングなシーンの連続の中に束の間の休息、というリズムでほどよい緊張感でした。

終盤は戦争のリアルが描かれており、悲しさが残りましたが、希望の光も見えたかなと。

ラストのメッセージ(文章)が一番鳥肌立ちました。
そういうことだったのかと。
監督がサム・メンデスだということは覚えておいてください。

ストーリーというよりは技術的な素晴らしさを感じる作品でした。
アカデミー賞の技術部門での受賞にふさわしかったなと。
パラサイトと比較してしまうと作品賞としては弱かった印象です。
別の年なら取れていたでしょう。

臨場感溢れる映像体験を是非。

以上、『1917 命をかけた伝令』レビューでした。

91点。

P.S. Jos Slovick の『I Am a Poor Wayfaring Stranger』素晴らしくて沁みました。

あと、プライベート・ライアン感を少し感じました。

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