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Episode 5

子供の頃、父親の職場に行ったことがある。父はネームプレート職人だったので、ニカワや溶解液の匂いが立ち込める狭い工場、シルクスクリーンやエッチングといった工法で、表札や看板を作る仕事は、いつも手は真っ黒で、汗だくのイメージだったけど、改めて考えるとクリエイティブで芸術的なワーク。デスクで数字見ながらPC叩いてる俺より健康的で活気があるななんて思いながら、今日も続いている。
さてさて、サービスマンの需要が薄らぐ中、バックオフィスの業務はそつ無くこなすものの、元来与えられた仕事をコツコツとやるタイプでは無く。増しては仕事を与えられるとはなんとも情け無い限りだ。今に見てろよ俺だって。

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