見出し画像

「果て」と「果実」の果って同じ字なんだなぁ。

普段、りんご畑へは車で行きます。とはいえ、運転時間は大体10〜15分程度。Youtubeでお気に入りの動画を流していると、見終わる前に到着してしまうことが多いです。

5月中旬現在のりんご畑での仕事は、主に「花を摘む」こと。「この枝に実がなっても美味しくならないし、この枝は花を咲かせ、実をつけるよりも”自身の成長”に力を使ってほしいよね。」というのを見極めて花をぶちぶち取ります。

ぶちぶち取っている様子は、以下の動画を見ていただければいいかなと思います。文字通り「ぶちぶち」取ります。ぶちぶち取りつつ、「次の枝はどれにしようかな。次はどの枝に行けば、作業効率がいいかな。」など考えていたりします。

梯子をかけるのも、なかなか大事な作業だったりします。変なところに梯子をかけると、せっかく登ったのに少ししか枝がなくまた微調整を繰り返すという効率の悪いことになってしまうのです。でも、私は以前「梯子をかけるのがうまいよね。」と言われたことがあったので、きっと上手なんだと思います。ちょっと褒めてもらったことを思い出し、その都度ちょっとだけ嬉しくなりながら作業を進めています。

5月中旬現在は、花が残っているところが多いのですが、これからどんどん花が散っていき、いつの間にかプクッとした実が顔を出してくれます。すでに、りんご「王林」のお花はかなり散ってきています。受粉した実を見つけると、「よしよし受粉しているな。」とワクワクし、受粉した実を見比べるために同じ木を何周もぐるぐる回ってしてしまいます。なんかやっぱり嬉しいんですよね。

花を摘む作業は、木の大きさにもよりますが1本30分とか1時間近くかかることもあります。果てしないように感じてしまうとこの先もたないような気がしており、「ま、この辺でいいよねー!次いこう次。」と、無理矢理終わらせる時もあったりして、先輩農家の皆さんに怒られるような気もしています。(でもnoteに書いちゃう。)

上の段落を書いていて思ったのですが、「果て」と「果実」って同じ”果”の字を使うんですね。調べたところ、もともと「果」は木にたくさん実がなっている様子を表しているようです。確かに、それっぽい。

「果」には、「終わり、出来栄え、仕上がり」など、最終的にできた形を表す意味があるようです。なるほどね。果樹も確かに実がブワッとなっている状態が最終的な形だものな。繋がりました。

スッキリしたところで、今日のnoteはおしまいにします。果てに向けて、一見果てしなく見えるりんごの作業をやってこようと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?