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りんご就農の記録

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りんご就農して考えたことなど
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#農家

【後編】りんごとのこれから〜新規就農して考えた「青森りんご」のアイデンティティのこと

前編、中編は公開中です。こちらをご覧ください。 では、第3部に移ります。「青森りんご」について考えてみました。 青森のりんごの歴史を考えると、こんな感じかなと思います。本来相入れないはずの「質」と「量」を人の技術や熱い想い、販売戦略など、いろんな手法でカバーし、この2つを支えてきたという感じかなと捉えています。 一方、ごく最近の青森りんごのトレンドは何か。私も先日、車座ミーティングみたいなものに参加したのですが、「りんごと健康」をピックアップしていきたいようです。個人的に

【前編】りんごとのこれから〜新規就農して考えた「青森りんご」のアイデンティティのこと

みなさんこんにちは。永井温子と言います。青森県弘前市でりんご畑を運営しています。今日は私が畑にいないので、スタッフの皆さんは、まったりめに仕事をしているんじゃないかと思います。ちなみに私が畑にいるときは、休憩を切り上げようとしているスタッフさんに対し、「え、もう休憩おわりですか?」と言うなど、余計にまったりになるので仕事が進まないような状況だったりします。 ということで、本日は「りんごとのこれから」と題し、私が抱えている悩みをみなさんへお伝えし、みなさんに答えを出していただ

道具の錆び取りとかも初めてなんですよ

「錆びってどうやって取るんだろう。」 りんごを初めて1年足らず。初歩の初歩的な疑問がいくらでも出てくるものなのです。道具の錆を取る。怠ると、りんごの枝を切る際に雑菌が木についてしまったりするそうな。ちゃんとメンテナンスしないといけませんね。 私は田舎のホームセンターが好きです。あのなんでもある感じ。無敵です。行けばとりあえずなんでも揃う。首都圏に住んでいた時、周りにそういうお店があまりなかった。「どこを頼ればいいのだろう…?」不安になった覚えがあります。 ということで、

りんごで週休4日は可能なんだろうか

「実際どのくらいの時間を畑に割くんだろうか」 2019年度は週2、3のペースで農作業を経験させていただきました。半年くらいで筋肉がいい感じになり、体重も3キロほど落ち、すっきり。 とある会社さんで"研修"のような形で畑に出させてもらってましたが、社員の皆さんは年間でどのくらい働いていたのでしょうか。気になったので計算してみました。 なぜ"週休4日"というワードを用いたのか。以下の書籍が好きだからです。杉山経昌 氏の『農で起業する!〜脱サラ農業のススメ』。夫婦2人で年間3