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りんご就農の記録

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りんご就農して考えたことなど
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2020年9月の記事一覧

「腐らん病」の治療「泥巻き」をした木はこうなりました

春ごろ、「腐らん病」の木へ治療を施した記事をアップしていました。 結局はこんな感じで、もうなんか枯れちゃってますね…悲しい… いくつか実を付けてくれているので、食べ比べとかはしてみようかなと思います。病気だと味が違ったりするのかな。その辺もレビューしていければと。 こうならぬように、日々の「腐らん病」への対処はちゃんとしていきたいな。りんごの寿命は60年くらいで、今15歳くらいの木たちにとってこれからが伸び盛りです。元気でいてもらえるよう出来ることをやっていきます。

20200908時点の実の大きさ

「千雪」、でっかくなってきてますよ〜。小ぶりだって聞いていたんですが、全然普通サイズのものも沢山あります。 夕陽にあたる「千雪」(ちゆき)。 全然違う話ですが、先日知り合いのりんご農家さんとお話してたら、「千雪だけの畑なんて、とてもユニークね。」って言われました。ユニークっていうか、そんな農家さんおそらくいないです笑 作業負担を減らすために、収穫時期の異なる品種を複数栽培するのが常識です。 でも、外から来て急に「りんごの畑持ちたいんです。」って相談しても、いい条件の畑が

りんご食べたのだれ〜?

勝手にりんご食べる人がいるようです。突っついてほじくって食べて。まったく…。いっぱい食え! 本当はりんご農家さんが色々やっている鳥害対策みたいなのをやったほうがいいんでしょうが、私は特にやるつもりはありません。今シーズンは、なんもせずにとりあえずどのくらいの被害があるのかを検証する目的があります。 あーあ。勝手に突っつくから。そこから腐っちゃったじゃない。これは流石に売り物にはできませんね。切り取ってジュースとかならできるかもしれませんけど、それも家庭用かなぁ。 そして

りんご輪紋病かもしれません。

畑を見回っていると、怪しい木が見つかることもあります。 「なんかおかしいぞ…」 変な模様が付いてしまっているりんごがポツポツ見られます。 「黒星病では…?」 心配になり、師匠へ以下の写真を送付し、相談しました。 「これは、多分りんご輪紋病じゃないかな。(3枚目の)木の枝に少しイボがある。薬剤散布で、薬がちゃんとかからなかったのかも。」 【りんご輪紋病】 初めて聞く名前でしたので、『りんご生産指導要項』で調べてみました。また、りんご研究所でも資料をネット上で出して