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不運にくじけない


災いは決して単独ではなく、集団でやってくるものだ。
喜びも運不運も同じこと。似たもの同士引かれ合うのだ。

一度うまくいかないと、悪いことはさらに起こる。不運を呼び込まないようにしよう。
一度呼び込むと少しのつまずきでは済まず、
完全に打ちのめされるまで続く。
良いことは最後までずっといてはくれないが、悪いことはいつまでも終わらないように思える。

不運が天から降ってきたら、辛抱強く好転するのを待とう。この世に原因がある不運なら、知恵を絞って立ち向かおう。

彼は知恵と勇気があれば人生は好転すると言っています。
対処すべきところに知恵を使い、答えの見つかっていない問題にも勇気を持って道を切り拓いていく。

そして不運の最中にいるときには、決して舵を切らないということ。
ただ、それに耐え、嵐が止むのを待った方がいいということ。

私は嵐の中にいるときにこそ、舵をきってしまいがちです。
転職をしたり、交友関係を広げようとしたり、
住む家を変えてみたり。
どれも嵐の中で決断してきたことばかりですが、振り返ってみてみると"あの時おとなしくしてれば今頃追い風が吹いていただろうな"と、思うことばかりです。

足踏みしていることも沢山ある人生です。
ここまで人生を失敗をしている人間なんていない、と1人で悲観してしまうこともあります。

でも、嵐は止むものだと知ったのも本書のおかげです。
これまでを振り返ると、わたしは愚かでした。
手漕ぎボートで太平洋の荒波を渡り切ろうとしていたのかなんて思ったりもします。

時にどんなに準備を怠らなかったとしても、
身を守ることが難しい場面は人生で何度もありました。
自分で自分を守ることが難しいのです。
こんなご時世だからというわけではなく、きっといつの時代に生まれても悲しみや不運というのはなくならないのでしょう。喜びも希望もなくならないのと同じように。

だからかえって動かないほうがいいのです。
じっと耐えるのです。
沈黙するのです。
そのうちに、追い風が吹いたり、手を差し伸べてくれる人が現れるのです。

現代人の一日に受け取る情報量は、
ひと昔に比べると何十倍も多いと思いますが、
そんな情報の波にも影響されず、
じっとボートを掴んで耐えられる人ほど
チャンスを掴む機会を得られるのでしょう。

好転すると自覚しておくこと

それだけであなたの未来は明るくなる

開かれるまでじっと待つ

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