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滝沢歌舞伎ZERO final

SnowManが出演する「滝沢歌舞伎ZERO final」を観てきた。

ライブビューイングがあるからと、例の如くめめ担の母に連れられ映画館に足を運んだ。

ほとんど前情報は入れずに行ったから、どんな舞台が繰り広げられるのか知らずに、シートに座る。

ほぼ初めてのジャニーズの舞台に、ワクワクした気持ちで開場を待っていた。

以下ネタバレあり感想
※敬称略注意


表現力で魅せる2時間

全く情報を入れずに行った私は、初めは「歌舞伎っていうくらいだから、一つのストーリーなんだろうなー」と思っていた。

もちろんダンスや舞があるにしても、ミュージカルのようにセリフありきで、所々にそれが挟まるのだろう、なんてぼんやり予測していた。

それで実際見てみたら、その予想はいい意味で裏切られた。
想像とは全く違う舞台の内容に、当初私は見ながら困惑していた。

歌とダンスと舞、あと出演者たちの肉体美で彩られていく舞台に、ほとんど言葉やセリフは無く、目まぐるしく場面は変わっていく。

「あ、これは表現力で魅せる舞台なんだ」

舞台をみ始めてしばらく経ってから、そう気づいた。

でもそうやって気づいてからは、その困惑も消え舞台に集中する。
特に後半の歌舞伎の部分は、次々と変わりゆくシーンの迫力と美しさに心躍らせ、その繊細な舞から登場人物の心情や情景を想像し、気づいたら私は目の前の舞台を全力で楽しんでいた。

9人の演技力と表現力の高さを強く感じる2時間、めちゃくちゃ良かった。

可憐に舞う19歳

グループ最年少のラウール。
今年1月にはパリコレモデルとして、フランス・パリに飛んだ彼のダンスに、私は目が釘付けになった。

手足の長さを活かしたダイナミックなダンス、立ってるだけで画が持つ華のある立ち姿、かと思えば年相応の可憐さを持ち合わせた彼の表情は、唯一無二の魅力であり、グループの強い武器だと思う。

舞台最後にはしゃぐ彼の笑顔の天真爛漫さは、まだ成人してない無邪気な少年らしさを感じて、とても可愛らしく、その時のほんわかした気持ちはきっと母性本能だ。

圧倒的存在感と風格

やっぱりめめの存在感はすごい。

背が高く、顔も整っていて、スタイルがいい。
そんな恵まれた見た目の良さも、もちろんその存在感の強さに貢献していると思うけど、でも決してそれだけじゃない。

月並みの言葉しか出てこないのが悔しいのだけど、彼の「俺は目黒蓮だ」と周りを説得させるオーラと自信がその存在感をより際立たせている。

例え後ろにいても、端っこにいても気づけばどこにいるかすぐに分かるくらい。
前に笑福亭鶴瓶さんがとある番組で「久々に銀幕が似合う人が出てきた」とめめのことを評価していたと母に聞いたけど、まさにその通りだとこの舞台を見ていて感じた。

***

ここでちょっと余談、それでちょっと愚痴でもある話題を少しだけ話す。
舞台の感想ではないし、人によっては不快に思う内容でもあると思うから、読み飛ばしてもらって結構。

でもこれは私の記事なので、私の言いたいことを言わせてもらう。

舞台中、スッキリしたいい表情をしていためめに少し安心した自分がいる。
「滝沢歌舞伎中、めめの元気がない」と言われていたからだ。

それには心当たりがある。

金スマでSnowManが出演した回のこと。

そこでのめめの言動がきっかけでプチ炎上が起きた。

「期待してたのに裏切られた」「失望した」「好青年だと思ってたのに担降りする」なんて言葉も飛び交っていた。

確かにその炎上に繋がった番組内での彼の言動も行動も、褒められたものでなかったのは私も認める。

でもそんなことを言ってるファンに、私は言いたい。

「あんたが勝手に期待しただけだろ」

自分が勝手に期待して、勝手に理想像を作り上げただけなのに、ちょっと見たくなかった部分を見たくらいで、勝手に失望して、勝手に裏切られたと思ってるだけ。

まぁ別にそれが悪いとは言わないけど、せめて黙ってしてくれ。

その気持ちを本人が目にするかもしれないSNSに書き込むなんて、仮にもファンだった者のやることだろうか?

彼の発言や行動の何を見ていたのだろうか?

その書き込みをした人は、過去に人を傷つけたことのない聖人君主なのだろうか?

嬉々として石を投げているだけではないのか?

他担は黙ってろと言われてもこれだけは声を大にして言い続ける。

自分が傷ついた気持ちを盾に、人を傷つけるな、と。

雪は溶け、春は来る

この舞台中、1番感動した場面でこう記事に書いている間もちょっと泣きそうになってるシーンがある。

それは最後の橋のシーン。
赤い橋の上にSnowManのオリジナルメンバーだったひーくん、さっくん、ふっか、阿部ちゃん、しょっぴー、舘様が登り、そのメンバーに引き上げられる形で、めめ、康二、ラウールがその橋に登る。

めめは館様が、康二はさっくんが、ラウールはひーくんが引き上げた。

この滝沢歌舞伎を見にいく前に、金スマでSnowManが出演した回を見ていた。
そこで館様とめめの関係性が良くなかった事実を知り(今はちゃんと仲良し)仲良しのメンバーもそんな過去があったのかと、驚いていた。

また、もともとSnowManのセンターにいたひーくんに変わってラウールがセンターになった時、ラウールに心無い言葉を浴びせられた事実も知っていた。

蟠りがあったメンバー同士が手を取り合い、同じ舞台に立つ。
雪溶けて春が来る。
個々の活躍が目覚ましいSnowMan。
それでも、苦楽を共にし吸いも甘いも知ってるメンバーとの絆は固く、安心して帰ってくる場所がある。

そんなテーマにもなってるを感じる舞台だった。

最後に

この公演、ファイナルってついてるくらいだから今年で終わってしまう。

多分円盤が出ると思うし、過去の公演は配信サイトで見ることが出来るけど、生の公演を見ることはもう出来ない。

私は母から誘ってもらったから行けたけど、9人の勇姿をこの目に焼き付けられて本当に良かったと思っている。

DVDが出たら買う。

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