やめられない癖
休憩室にお菓子があった。
アルフォートと、シャトレーゼの煎餅。
一つは同僚の置き土産で、もう一つは差し入れ。
どちらも私好みのお菓子。
当然手に取る。
そして食べる。
──ちょっと数時間前。
冷蔵庫の中に、レーズンバターサンドがあった。
レーズン苦手だけど、ちょっと小腹が空いてたから食べた。
その後、家族のうちの誰か、まぁおそらく母が買ってくれていた蒸しパンを見つける。
当然食べる。
どうやら私は、目の前に美味しそうなものがあったらとにかく食べてしまうようだ。
ダイエットしてるのに。
最近体が重いのに。
カロリー凄いのに。
ついつい食べてしまう。
一口、また一口と。
悪い癖だと思いつつ、やめられない。
これ食べたらプラスマイナスプラスだと半ば呆れつつ、袋話開ける。
そして気づく。
もうこれはしょうがない!
脊椎反射だ!
私は諦めた。
美味しいものを美味しいと感じられるうちは、まだ幸せだから、それでいっか。
さ、明日から頑張ろう。
そう言ってパイの実の袋を開ける。
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