記事一覧
曲を情景や感情の記録媒体にする。
私は普段、いくつかの思い入れのある曲、アルバムに対し、聴く時期をあえて限定している。
聴く時期を限定している理由として、普段、「イヤホンやスピーカーで曲を聴く」という行為は基本的に聴覚のみに絞られた体験である。しかし、特定の時期と曲を結びつけることで、音を聞くだけでない、これまでにその曲に埋め込まれた記憶や感情等も体験の一部として付け加えられ、鑑賞体験が拡張されているような感覚になる。
よく「
誰にでも開かれた世界の中で、誰からも見えない場所
普段私たちが見ている画面の中には、数え切れない程の人の「今」や「これまで」で溢れている。
誰もが簡単にそれに「触れる」ことができる現代において、沢山の人に見られているものがある一方、数十人、数人、または誰も見たことのないものも同様に存在している。
人気かどうか、それとその人の人生の価値にはもちろん相関なんてない。
しかし、「再生回数が多い」というフィルターが入ることによって、そのコンテンツを受