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りくひろのコラム

どうも皆さん。今回コラムを書かせていただきます、young doughnutのドラマー兼ラッパーのりくひろです。疫病の流行が続き、まだ油断できない日々が続いていますが、いつの間にか2020年も半年が過ぎ、もう7月となりましたね。昨年のように、気軽に皆さんとライブを楽しめる日々が早く戻るよう願うばかりです。

僕はバンド活動の傍ら、ソロ活動も行っています。ドラマーなので、ドラムソロを演奏するのですが、よく皆さんからは「ドラムソロの曲なんて聴いたことがない」と言われます。しかし、実は過去に音源化されたドラムソロの曲があります。今回は、その中から特にお勧めするドラムソロを紹介します。

一つ目は、Buddy RichさんとGene Krupaさんの二人のドラマーによる、「Duet」というドラムソロです。これは、RichさんとKrupaさんが、互いに交代しながらドラムソロを叩きあう曲です。初めに、Krupaさんがドラムソロを叩いて、それにレスポンスするかのようにRichさんがソロを叩き、さらにそれに応じるようにKrupaさんがソロを叩き返します。このようにして、二人のドラムソロの交換が繰り広げられます。僕は最初にこの曲を聴いたとき、これはドラムを通じたコミュニケーションだと思いました。実際、僕がドラムを通じて人と分かち合えるとわかり、ソロ活動をするきっかけとなった曲でもあります。RichさんとKrupaさん、二人はもうお亡くなりになられていますが、この曲を聴くと彼らが生きていた頃のぬくもりを感じることができます。生の音で収録された音源がSpotifyにあるので、よかったら聴いてみてください!

二つ目は、Max Roachさんによる「J C Moses-Is」という曲です。この曲は、ドラムが歌っているように聴こえる不思議な曲です。ドラムセットのパーツの音をうまく使い分けて、メロディアスなドラムソロをRoachさんは叩いています。非常にリズミカルな曲でもあるので、聴くと自然と体がのってきます。そのドラムで作られたメロディーやリズムは、すごくかっこいいです!この曲は、SpotifyやApple musicにはありませんが、YouTubeに音源がアップロードされていますので、よかったら聴いてみてください。

三つ目は、同じMax Roachさんによる「Mr. Hi-Hat」という曲です。この曲は、ハイハットのみで作られたドラムソロです。ハイハットは、シンバルの一種で、ドラムセットのパーツの一つです。ドラムセットの中に、シンバルが二つ重なったようなものがあるのですが、それがハイハットです。それだけで作られた斬新なドラムソロですが、Roachさんはそのハイハットのいろんな部分を叩いてソロを作っています。なんと、ハイハットの表面だけではなく、スタンドまで自由に叩いています。僕はこの曲を聴いたとき、一つのパーツだけでも演奏方法がこんなにあるのかと驚きました。この曲も、SpotifyやApple musicにはありませんが、YouTubeに音源がアップロードされています。また、Max Roachさんが実際に番組で披露している映像もアップされているので、よかったら聴いてみてください。

バンドの中でドラマーは、リズムという曲の土台を作る役割を果たしています。今回紹介した曲は、そのドラムでも表現できることがあると教えてくれます。僕もこれらの曲を聴いたとき、ドラムの表現の幅の広さに驚きました。いつも後ろでビートを刻んでいるドラムが作る世界をここで共有したいと思います。よかったら聴いてみてください!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!これからも、ナカヨシマルトレードとyoung doughnutをよろしくお願いします!

young doughnut のライブの映像がYouTubeにアップされています!よかったらそちらも観てみてください!

また、僕のオリジナルドラムソロ、「Peace」がSpotifyにて配信されています!これは、足で平和、腕で紛争を描いた作品です!こちらもぜひチェックしてみてください!