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食欲の秋~料理上手になって、実質年収200万アップ♡~

食欲の秋!せっかくなら、お家でもおいしいものが食べたいですよねぇ。
「でも、私料理下手だし…」
そんなあなた必見!料理が下手なら、料理教室に通って上手になればいいのです!

……こんな感じで明るく始めたかったのだが、ちょっと今回は、素直に自分の情けない部分を書いてみようと思う。

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何を隠そう、彼氏とうまくいっていないのだ!

「彼ピッピ」とかいう甘い関係では全くない。5年間付き合って1年同棲している、家族同然の彼氏なのだ。

うまくいかない原因は、たくさんある。

「お酒を飲んで記憶なくす…」とか「終電で帰ってこない…」とか「泥酔してお風呂入らないで寝ちゃう…」とか「仕事ばっかりして寝静まった頃に帰ってくる…」とか「家事をしない、やっても下手くそ…」とか。

「そういう彼氏さんなんだ…」と思ったあなた。これは全部、私(彼女)の悪行だ。

女の仮面を被った男と占い師に言わしめる私」と「キレイ好きで美意識が高くお酒を飲まない彼」は、男女が逆転した関係で成り立っている。

私の下手くそな家事の一つが「料理」だ。

たまには喜んでもらおうと思って作ると、だいたい彼は「まずい」とか「食べられない」と言い、おもむろに冷蔵庫からウィンナーを取り出し、焼き始める。辻ちゃんよろしく、ウィンナーは最強なのだ☆

もはや、私の作った料理がまずいのではなく、「私が作るからまずい」みたいな風潮すらある。

ただ私は、自分が作った料理をおいしいと感じていた。飲食バイトで調理を担当していたし、おいしいと思って疑わなかったため、彼氏に何言われても「この子、舌バカだから良さがわからないんだな」くらいに思っていた。

しかし彼との不仲が続く中、料理でもめ続けるのも面倒なので、「自分の料理はまずくない!」と証明するために、料理教室の門を叩いた。

……すると、どうだろう。

面取り?あく抜き?油をまわす?でんぷんを落とす?

でてくる!でてくる!

実は知ってるけど「面倒くさいから、手抜きでやっていなかった工程」の数々。男の私は、ザクザク切って、一気に入れて調味料も味見しながらだいたいで入れる料理をしていた。

先生「大さじと小さじをきちんと測って作れば、味見はいらないんですよ♪」

マジかよ。大丈夫?

先生「細かい下ごしらえをきちんとすると、全然味が変わってきますよ♪」

そんな変わるか?

私の中の男がぶつぶつ言いながら調理を進め、完成品を試食して驚いた。


『なんか丁寧な味がする…!何を食べても、おいしい!』

からあげ、ポテトサラダ、ひじきの煮つけ、大根の味噌汁、鍋で炊く炊き込みごはん…

ものの70分でこれだけの品数を作り終えた。味はもちろんだが、手際よく作れるように工夫された料理教室のプログラムには脱帽。基本を丁寧に作ることで、ワンランクもツーランクも上の味になるのである。丁寧に調理することは大切だ。

ひとりで試食していると、なんだか悲しくなった。仕事から帰ってきて、彼女がこのフルコース用意してくれていたら、どれだけ幸せなことか。夏休みにも関わらず、なぜこれができないのだろう

普段私は、からあげ一つとっても、「粉をつけるだけのからあげ粉」とか「揚げないからあげ粉」みたいなのを買って愛用していた。ちゃんと作ればこんなにふんわりできるなんて知らなかったよ、母さん。(母さんの料理は好きだよ。)

試食をしながら、料理教室の先生は教えてくれた。

「お料理上手な奥さんとそうでない奥さんでは、旦那さんの年収が200万違うんですって♪男って単純ですよねー^^」

なるほど、これだけの料理には年間200万の価値があるのかもしれない。男の(単純な)私は、素直にこの価値に惚れ込んだのだった。

後日、家に戻って、からあげを作った。一度体験すると、それなりにできるものだ。舌バカくんに食べてもらうと、彼はこう言った。

「初めて、レベルが高いね」

「初めてって何?いつもレベル低いって言いたいの!?」

今夜も喧嘩は絶えない…

この秋、あなたの料理のレベルを上げてみませんか?☆彡

そう、ABCクッキングスタジオでね!

読んでいただきありがとうございます! サポート頂けたら、とっても嬉しいです。よろしくお願いします。