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「土と内臓 (微生物がつくる世界)」デイビッド・モントゴメリー

この本が教えてくれるのは、化学肥料や農薬を使うことにより栄養価の低い野菜が増えてきたこと、
抗生物質の使いすぎでアレルギーや喘息といった免疫系の病気が増えていることが、つながっているということです。

 化学肥料や農薬を使った農業は、短期では収穫量を増やしますが、
土壌の微生物を殺し、養分を失わせ、土を固くしてしまい、生産性はだんだん低下していきます。

 抗生物質は短期では病原菌を殺し、致命的な病気を治療することができますが、
免疫系をコントロールしている腸内細菌が死滅することで、免疫系の不調を訴える患者が増えています。

 つまり西欧の農薬・肥料と医療の抗生物質は
表面的な問題を解決しようとして最も大切な「微生物」を殺すことによって、別の問題を作り出しているのです。

・実験は、一世紀以上にわたり自家製堆肥を施した試験区で土壌の窒素含有量が三倍になっていることを示した。
対照的に、化学肥料を施した区画に加えられた窒素は、雨水に流されるか地下水にしみ出すかして、ほとんど土壌から失われていた。

 重要なのは、体内に存在する常在菌を維持することが、健康に大切であるということです。

 例えば、急性虫垂炎(盲腸)の原因となり、いらいない臓器と言われてきた虫垂は、
下痢になって病原体や常在菌が排出された時に、常在菌を供給する役割をになっているのだという。
同じように致命的な下痢となったときには、
肛門から健康な人の便を移植することで、常在菌が再定着させて治療する方法もあるという。

 こうした抗生物質の使いすぎによる課題は数多いのです。
他にも、細菌性膣症を抗生物質で治療すると一ヶ月後の治癒率は45~85%で、六ヶ月後には半数が再感染しますが、
健康な人の常在菌であるラクトバチルスを移植すると一ヶ月後の治癒率が約90%になるという研究がいくつかあるという。

・1958年・・・健康な提供者から採取した便を致命的な下痢にかかった四人の患者に肛門から注入する、初の糞便微生物移植(FMT)を実施
・・・四人全員が急速に回復
・・・抗生物質に反応しない患者への最後の手段とされていた。

 農薬や抗生物質は、短期の効果は高いのですが、
長期的にはすべての微生物を殺してしまうため耐性菌の発生も含めて問題が多いとわかりました。
致命的な病気でなければ、日本古来の有機堆肥や漢方など薬品を使わない対応で十分であるということなのです。

 微生物の話は、葉緑体やミトコンドリアが対外から細菌を取り入れたものであるなど、どこまでも拡散していきます。
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