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靴を洗っている時が一番○○だ。

○○に当てはまる言葉を入れてみよう。

お笑いをしたいわけじゃない。

大喜利じゃないのでもう答えを言う。
○○に当てはまるのは
ずばり「センチメンタル」だ。

(2文字とちゃうやんか)

(便宜上○○としただけで、文字数は関係ないよ)

はいはい。
はいは一回。





僕は靴を洗う。

主に子どもの学校の上靴を洗う。

工程はこうだ。

①洗濯用の固形石鹸を濡らす。
②茶色の柄付きブラシがしっかり白くなるまで、ブラシで石鹸をこする。
③石鹸で白くなった茶色の柄付きブラシで、靴の中・甲・靴裏を丁寧にこする。
④流水で丁寧に石鹸成分を流す。
⑤石鹸成分を流した靴を、水で満たしたバケツにしっかり浸す。
⑥一晩浸け置く。
⑦翌朝バケツの水を捨て、もう一度靴の全体を流水で丁寧に流す。
⑧水気をざっと切る。
⑨焼き付けるようなひなたに置いて、十分に殺菌・乾燥させる。

以上が靴を洗う工程だ。

洗濯用固形石鹸はミント色のウタマロが有名だが、うちはウタマロの型落ちとでも言うべきプライベートブランドのウタマロより安い商品を愛用する。色はミントではなく白だ。白だから、普通に浴室に置いていたら普通の石鹸と間違って他の家族が使わないように、注意している。ちなみに、これは話の本筋とは無関係だ。


僕は自分の靴も洗うが、子どもの上靴を洗う時、特に気持ちが高揚する。


え、何?
ヤバイ人?


そうじゃない。

いや、ヤバいのかもしれない。
別にヤバくてもいいのだが、周囲がどう思うかは関係ない。

まあ、僕はヤバくない。
とにかく、子どもの上靴を丁寧に洗ってる時に僕はフルフルするのだ。


どんな気持ちで学校に行ってるんだろう。
どんな気持ちで学校で過ごしてるんだろう。
どんな気持ちでこの靴を履くんだろう
どんな気持ちで廊下を歩くんだろう。
どんな気持ちで階段を昇るんだろう。
どんな気持ちで席に座って足をごそごそ動かすんだろう。

この汚れは子どもの社会生活の証だ。
子どもが子どもの社会で生きる証だ。
自分の子どもが社会で闘っている。

あぁ、
フルフル