![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110342721/rectangle_large_type_2_f8b00b2b4cf14166f493d0272378bb81.png?width=800)
2023/7/9 梅雨末期
関東は蒸し暑いわりにたいして降りませんが、西日本の日本海側では九州北部や中国地方で大雨となっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1688872018980-xKmtmIfe1z.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1688872103740-ZF9Q7rkHxB.png?width=800)
梅雨前線はしばらく停滞する見込みで、11日ぐらいまでは広範囲で大雨が予想されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1688872252420-9iawMvEgwY.jpg?width=800)
850hPa(1,500mあたり)の風向風速、相当温位です。
華中から相当温位345K以上の暖かく湿った風が吹き込み、本州をほぼ覆う勢いです。湿舌と言います。
この暖域に対して、中国東北区あたりから吹く冷たく乾いた北西風が、ちょうど九州北部、山陰でぶつかり、大雨の原因となっています。単体の積乱雲の持続時間は1時間程度ですが、風の収束などにより積乱雲が継続的に発生することで線状降水帯が形成されることがあります。
本州の南には高気圧があり、本州付近と気圧差が大きく、強い時計回りの風が吹いています。
![](https://assets.st-note.com/img/1688872749503-tDBDwtlL1V.jpg?width=800)
前線は、本州にかかる暖域の北端に解析されています。
前線南側の暖域に雲がかかっていることが確認できます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110344995/picture_pc_eeb46b42f6233f2d12f954e560d4601d.gif?width=800)
衛星画像をGIFにしてみました。左上の寒冷渦と西日本にかかる雲の発達がよくわかります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?