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姿勢チェック③高枕姿勢

こんにちは。けいです。
寒くなってきましたね。日が沈むのも早くなってきて、布団に入っていたくなる時間も長くなってくる季節になってきました。お布団って最高ですよね!
さて、快適な睡眠に欠かせないのが寝具です。特に枕は直接体に当たるために、快適な睡眠を得るために欠かせないものです。そして治療にこられる方の中には、枕が体に合わないと言ってこられる方が非常に多いのです。
枕が体にあっていないのか、それとも体のほうが枕にあっていないのか。一緒に考えてみましょう。

「ぼ、ぼくは悪くないよ…!!」

肩こりと枕

肩が凝ったり首が痛いと言われる方は、枕で苦労されることが多い傾向にあります。
最近では、6万円の枕を購入しましたとおっしゃる方もいました。
常に自分に合った最高の枕を探し求め、押し入れいっぱいに枕をしまい込んでいる方もいました。
それでもいわゆる「完璧な枕」に出会うのはとても難しいでしょう。
なぜなら体と枕についての大きな思い違いがあるからです。
多くの場合、「枕が体に合っていない」のではなく、「体が枕に合っていない」のです。

体の柔軟性 

普段の姿勢が悪くなると、背中から首にかけての柔軟性が減少し、ストレートネックという首のカーブがなくなってしまったり、逆にカーブが大きくなりすぎてしまい、枕と首の間 に空間ができます。柔軟性が失われている首に対して、枕を使うことでさらに大きな負荷がかかるようになるのです。そのために首に違和感があったり、痛みが出てきたりという結果になります。


いつの間にかできる隙間

繰り返しますが、「枕が悪い」のではなく、「ご自分の首が原因」だということを理解しておられない方が非常に多くおられます。このような場合は、残念ながら「完璧な枕」を探されても見つけることは不可能でしょう。
さらによくあるのは、ソファーで横になって手を置く部分に頭を置いてテレビを見たりスマホを使ったりという姿勢です。普通の高枕よりもさらに高く、首の角度がついた状態で柔軟性が失われてしまいます。

枕ふたつ折り、枕ふたつ重ね、ソファの腕掛けに横になることが習慣になっていませんか?

枕の材質

 もちろん、自分に合う枕を探すことは睡眠の質を上げるのにとても効果的です。使われている素材によっても体に与える影響は変わってきます。昔はそば殻の枕が一般的でしたが、今はほとんど見なくなりました。そばアレルギーをお持ちの方だと、枕を使うだけでアレルギーの反応が出る方もあります。
綿、 羽毛、プラスチックパイプ、ウレタン、スポンジな ど様々な材質がありますが、大切なのは熱がこもりすぎないことです。頭の温度が上がると快眠できません。
また、材質が熱を逃がしにくくても、形状によっては熱がこもらないものもあります。低反発のものはあまりおすすめしません。沈み込むようになるので、熱がこもり、 寝返りがうちづらいからです。

熱がこもると寝つきが悪くなります

枕の形状 

肩こりや首の痛みを訴える方の多くは、枕の形状が原因になっていることもあります。枕の形が変わらない固いものでは、首のカーブに合わなかったり、 仰向けや横向きで寝るのでは高さに対応できません。 また、繰り返し使っていくうちに、へたってくるものもあるため、いつまでも同じ枕がいいともいえません。ちなみに中塚カイロで扱っている枕は、4つの高さが 一つの枕(上、下、裏、表)にあります。そのため、 自分の寝る姿勢に合わせることができます。 

寝ているときの動き

睡眠の中で、寝返りは非常に重要な役割を果たして います。睡眠中、周囲の音が大きいと眠りを妨げてしまいます。よい睡眠のためには、環境音をできる限り抑えることが重要な要素の一つです。そういう意味で、 普段の環境についてもチェックすることをお忘れなく。

枕を使うときの注意

 うつぶせで寝る人は結構おられます。ストレスが強いときにはうつぶせ寝で寝たくなるものですが、首にものすごく負担をかけるため、どのような枕も合いません。また、仰向けで寝るときに、枕を二つ折りにしなければ、眠れないという方もおられます。高い枕を好んで使用する人や、何個も枕を重ねて使用する方は、枕を選ぶ前に、必ず首の柔軟性を取り戻すために、カイロプラクティックのケアを受けることをおすすめします。
そして7時間以下の睡眠では、いくらよい枕を使っていても体の回復を十分にはできません。 もし、枕について質問があれば、遠慮なくご質問ください。中塚カイロでは、枕のチェックもしています。5分程度で終わります。ご使用中の枕を持ってきていただければ、チェックできます。

首の柔軟性を取り戻すストレッチ

最後にタオルを使った首のストレッチを紹介します。
枕が合わないなと感じる人ほど、首の柔軟性が失われているので、この運動で首の可動域を広げましょう。

タオルを首に当てる

まずタオルを首に当てます。

タオルを引っ張りながら首をゆっくり倒し上を向く

タオルを前に引っ張りながら首をゆっくり倒して上を向く。
この動作を40回繰り返し、これを2セット行います。
特に長時間デスクワークをした後や、同じ姿勢を続けた時に効果的です。

まとめ

寒くなってきて、ついつい布団に篭もりがちな季節。毎日使う寝具だからこそ、良いものを選びたいと思いますし、快適に過ごすために体のケアも欠かせません。首の柔軟性が失われていると、寝づらくなったり寝具が体に合わないなと感じることに繋がりますので、この機会にぜひ自分の体と寝具をチェックしてみてはいかがでしょうか?

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