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あなたの”走る理由”はなんですか? Self-Social-Serious

「なんで走るのか」という質問は禅問答のようなもので、ランナーの数だけ答えがあり、正解はありません。

漠然としてて考えにくいですが、考えておくと今後「もう走るのやめようかな」と思った時にも走り続けられると思います。(走り続けてほしいと思ってます)

また、今走ってない人には「ランナーが走る理由」から「ランニングの世界(懐)の広さ」を感じ、ランナー達の存在が少し身近になるかもしれません。(走りたいと思ってもらえるかも、と期待してます)

「走る理由を考えるガイド」になると良いなと思い、この記事を書きます。

私はダイエッターから始まりガチランナーになり、サブスリーして燃え尽きて、また走り始めてます。自己紹介再掲します。

Self-Social-Serious

燃え尽きて少し時間がたった頃、自分の「走る理由」を過去にさかのぼって考え、「Self-Social-Serious」という言葉で整理しました。

"Self"
目的:”自分自身をより良くしたい”
例:ダイエットや健康維持、仕事の為の体調・メンタルを整える為、等 (ランニングは目的ではなく手段)

”Social”
目的:ランニングを通じて、仲間や社会と通じていたい/に貢献したい
例:ランニングクラブ・みんなで駅伝・大会ボランティア・社会貢献・チャリティ、観戦やSocial MediaでのCommunicationも

”Serious”
目的:自分の走る能力をもっと高めたい
例:レースで自己新記録・サブフォー・サブスリー・最長距離(ウルトラ等)

表で比べると以下の形です。

コメント 2020-05-02 141251

この中で自分が最も響く言葉がその人の走っている理由だと思います。
もちろん1つではなく、同時に2つ以上の人もいると思います。

時間の経過や経験とともに変わるものだとも思います。
私の場合はこの形でした。

コメント 2020-05-02 141408

時系列での説明
1:Self:ダイエットの為走り始める
2:Social:ランニングクラブに入り仲間ができる、楽しい
3:Social-Serious:クラブの仲間と切磋琢磨しマラソンへ。向上欲が高まる
4:Serious:厳しいトレーニングして、積年の夢だったサブスリー達成
5:燃え尽き:目標見失い走らなくなる。暗黒時代。
6(現在地):Self-Social: 再開。メンタルへの効果実感。
  ランニングの多面的ベネフィットを広く伝えたいと思い、note書き始める

皆さんの理由・目的は何でしょうか?。そして現在地はどこでしょうか?

それを認識して言語化して、紙にでも書いておけば、こんな時に役立つかもしれません。

1:これから長い期間、ランニングが飽きたり嫌になった時も、目的を意識していれば、走り続けやすくなります。

2:もし現在の理由(目的)で行き詰まったとしても、別の理由へシフトしやすくなります。 (例:SeriousからSelfへ)

ランニングが懐が広いので、1度の挫折や壁でやめてしまうのは勿体無い。状況に応じて、その理由や目的を(良い意味で)うまく変えながら、長く付き合っていきたいですね。

今は、多くのレースが自粛/中止となているので、目的を見失っているランナーの方も多いと思います。一時的にでも、他の意味づけをすることで、ランニングがまた違って見えてくるのではないでしょうか。

私自身は今後「Social」の部分を深堀りしていきたいと思っています。
これまで多くの経験ランニングにさせてもらったので、何らかの形でランニングに恩返ししたい、という気持ちです。この記事もその小さな一歩ですし、今後はいつか、レースやイベントでのお手伝いもしていけたらと思っています。

ガンを患ってもペースメーカーをし続ける人
最後に、この記事を書くきっかけになったランナーのインタビューを引用します。アメリカのガン患者の方がマラソンのペースメイカーをやり続けている、という記事です。

Stage Four Cancer Can’t Keep Tom Perri from Pacing Marathons
Tom Perriはステージ4のガンでもランニングのペースメイクをしつづける。
I never took the racing part of the sport too seriously.“For me, it was more of a social thing,” he said. “I liked talking to other people during runs and being around everyone on race day. Running gave me my social network.
私はレースをシリアスなものとして捉えたことは無い。自分にとってはソーシャルなもの、レースの最中に周りの人と話すのが好きなんだ。ランニングは自分にとって社会との繋がりそのものなんだ。

コメント 2020-05-02 142319

コメント 2020-05-02 142258

引用:https://www.runnersworld.com/

とても素敵な記事なので、良ければ原文本サイト(Runners world)もご覧ください。「走り続けている理由」「ランニングに見出しているもの」が伝わってきます。

私自身もこうありたいと思いました。


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