見出し画像

統合大学 夏合宿(8/23~24)

おはようございます。八月も終盤。Cre8では夏の最後の合宿を行いました。今回は大学生のみの合宿。

■書道ワーク

画像1

本日の講師は書道家、瑞波さん。 

書いた文字は龍体文字「い」
この「い」にはワクワクする、前に進むといった意味が込められているそう。

お手本通りに、綺麗にかくと言うものではなく、自分の実現したい未来をイメージし、書いていく。だから、上手い下手というより、「自分の色、個性」がはっきりと出てくる。

画像2

僕の場合、「全ての子どもたちの未来」をイメージして描いた。そうしたら、小さな円二つ、大きな円がくっついて書された。

おそらく、小さな子どもたちが二つの円、大きな円が大人だろう。子どもたち、大人がつながりの中で生きるイメージ。

これからの時代は孤立、孤独で生きていくのではなく、小さくともつながりのあるコミュニティで子どもたちは生きていく必要がある。コロナをおかげでそれが明らかにもなった。

自殺率が世界一である日本。マンションにこもりひとりで生きていくことは原理的に不可能なのである。血縁を超えたファミリー(共同体)を作り、その中で子どもは育つことが求められている。

僕以外にもそれぞれの想いをもとに書が完成した。みんなの心の想いがクリエイトされていった。
↓書道後の共有タイム

画像3

画像4

■アユ、イカ、サザエをいただく

晩ご飯でみんなでお魚をさばき、それを焼いていく。

画像5

画像6

画像7

画像8

これは単なるキャンプファイヤーではない。生命をいただくことを学ぶものだ。

着想は東能勢小学校の「鳥山実践」である。

鳥山実践とは、小学校教師が極限までお腹を空かせた小学生を連れ出し、目の前でその鶏を殺すと言うものである。

「生命をいただく」と言う着想はいいけれども、トラウマができてしないか心配と想い、発想を少し変えてみんなに魚を捌いてもらった🐟

(目の前で生きているものを殺さなくとも、植物を育てたり、亡くなったものを捌いていただくというものでも十分生命を感じられる)

実際、目の色が赤くなっている魚、魚の感触に気づき、学生は自分の中で生命について内省したそう。内省のおかげで、いただいた魚は少量にもかかわらず、すぐに満腹になる。

自然に感謝し、生命に感謝すれば、いただくものは少量でも人間は生きていけるのかもしれない。今のあまりにも生命を粗末にしている社会はこれについて考えなければならないと深く感じる。

もっとみんなに「生命は生きている」

と言うことを思い出してほしい。

あたり前だが、それを今は忘れてしまっている。

■これからの時代、これからの自分について「マインドフルネスリスニング」

画像9

画像10

ワーク:2人1組で上記のテーマについて1人が話す。もう1人はその内容とまるまる同じことを”自分ごと”として話す。

今までの話の聞き方の次元と異なり、聴き方を反省させられるワークだった。

と言うのも、現代のコミュニケーションは話しをしているようで話していない。「昨日面白かったこと」についてだれかが話せば、「そういえば、私も昨日...」と話を逸らして話してしまうことも多い。話を聞いているようで、次何を言うか考えている。

これは耳を澄まして"聴いている"のではなく、門を構えて"聞いている"のである。

一方で、このワークでは聴いた話を次自分ごととして話すものである。そのひとに耳をすまし、心を寄り添わせ、聴く。

多くの人が必要なワークだと感じた。

■参加した学生の感想

・立命学生
自分が実際に行って肌で感じたことは、ご飯を食べるにしろ何にしても苦労することによってより感謝が芽生えるんだなと実感することができました。昔とは比べものにならないくらい、現在は楽になりすぎている、あまり苦労することがないので、心の底から何かを感じることは少なくなってると思います。みつはに行くことによって自分がさらに成長することができたなと思いました。良い経験ができてよかったです💓

・関大生
今回、みつはの里に来たのは2回目でした🙌
大自然の中で、大学生のみの参加ということもあり、自分としっかり向き合うことができた合宿でした。また、向き合う時間がただあるだけではなく、そのきっかけを沢山いただけたことも印象深いです。
例えば、書道での「自分の思うままに描く」という体験や、ほかの大学生と話す中で感じる違いや共通点、などなどです。
私は、もともと自分と向き合うことが苦手でした。しかし、今回の合宿をきっかけに、自分が1番望んでいるもの、どうなってほしいか、どうありたいかを考えることが出来ました。
本当によい2日間を過ごせました🦋
みなさんに、あの場全てに感謝です💙💙


■ 夏合宿を通して

今回は特に「里帰り」と言う要素が強いように感じた。物理的な田舎という意味だけなく、自分の心の根源、本当にやりたいことは何か?を探るためにも、今回のように広義の「里」に帰り自分を見つめ直す。

今回は普段、あらゆる活動をしている学生たちが集った。あらゆる活動しているが故に焦りや不安が積もっていたそう。今回の合宿を通して新たな自分がみつかった。

本当の自分を見つける方法は、書道ワーク、深夜までの想いの語り合い、聴くワーク、お掃除、瞑想と人によってさまざまである。

でも共通して言えることは里に帰るということ。

画像11

これからもこの想いを全ての人に伝えていきたい。

■教育機関紹介

その他日本の素晴らしい教育機関を紹介しております。

ぜひご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?