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「固定残業代」って、労働者を軽く見てる制度?

最近、世の中には「固定残業代」という概念があることを知りました。


スマホアプリでアンケートに答えてポイントを貯めると、Amazonギフト券と交換出来る「コシゴト」というアプリで、会社への移動時間などにお小遣い稼ぎ的にやってたんですが。

そのアプリは、リクルートの系列会社が運営していることもあってか、出てくるアンケートは「●●株式会社の求人情報を見て、この会社に転職したいと思うかどうか」というのばっかりで、最初はやってて面白かったんですけど、だんだん途中から同じ質問しか出てこないので、飽きてしまったんですが。


ただ、よくよく見ると、どんな企業の求人情報を見ても、給与欄に「基本給:●●万円(固定残業代:●●万円込)」と書いてるのを目にすることが多くて。

私の会社では、1日あたりの勤務時間が通常の7.5時間を超えた場合、1時間あたり●円の残業代を頂いているので、(それがいいことかどうかは別として)残業すればするほど、会社からはお金がもらえるシステムです。


その残業代が固定って、意味わかんなくて、なんだろう?と思って調べてみたのが↓

要点を抜粋してみると、

固定残業代(こていざんぎょうだい)とは、企業が一定時間の残業を想定し、あらかじめ月給に残業代を固定で記載し、残業時間を計算せずとも固定分の残業代を支払うという制度で、一般的には「みなし残業」とも言われています。

というのが定義のよう。また、

この「固定残業代」や「みなし残業」を悪用し、固定残業以上の残業をしても残業代を払わない企業が後を立ちません。

というのが問題となっているそう。


これはなかなか辛い制度だなと思いました。

「企業が一定時間の残業を想定」すること自体は、まあ現実的な判断かと思いますが、残業するというのは、体にムチ打って働くことが多いはずなので。

その働いた分が給与に正当に反映されればいいですが。残業時間が短くて済めばラッキーですが、実態としてはそうなることはレアでしょう。

働きまくっても、一定の金額しか会社から支払われないのは、自分にとっては辛いです。自分の生活を犠牲にして働いているのに、それが給与として報われないなんて。

何のために働いているのかわかんなくなりそう。この制度を導入している会社の経営者は、労働者をなんだと思ってるのか、ちょっとわからなくなってしまいました。


これから令和の時代に入りますが、もっと働く人が豊かになる時代になるといいと思います。

事務的な作業はAIにとって代わられるので、単純作業をする時間が減ることから、(働き手不足の状況下でも、)1人当たりの働く時間は短くなっていくのではないかな、とぼんやり思っています。根拠はありませんが。


ドラマでも「わたし、定時で帰ります」というのが始まりました。面白そうなので、見てます。このドラマを見ながら、新しい働き方を考えられればいいなぁ、と思います。


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