K-POPの世界へようこそ5.【BLACKPINK】の大ヒットからの【(G)I-DLE】【ITZY】

 BLACKPINKが、アメリカのワールドワイドのチャートで、連続5曲1位を獲って、さらに今年コーチュラ(アメリカの音楽フェス)での、ステージパフォーマンスが絶賛されました。

 ぼくも、SUMMERSONICで初めて彼女たちのライブを体験し圧倒され、すぐさま12月の東京ドームのチケットを取りました。

【BLACKPINK】 "Kill This Love"

 BLACKPINKのアメリカでの成功が、その後に続く女性グループに大きな影響を与えているようです。

 HipHop、ガールクラッシュが受けるとなると、2019年は似たコンセプトの新人が登場しました。あくまで僕の知る限りなので、ご了承くださいね。

 まずは、【Everglow】の"Adios"

次は【3YE】(サードアイ)の"Out Of My Mind (OOMM)"

 この2組とも、ラップパートから、メロディックなサビという構成など、スタイルは踏襲し、BLACKPINKのサウンドに寄せながらも、それなりにオリジナリティをプラスしていて、なんとか差別化しようとしているのがわかります。
 K-POPにはHIPHOPベースの曲も多いので、こういう曲が生まれてくるのは必然なのかもしれませんが。

 とはいえ、似たサウンド、コンセプトで勝負しても、今旬のBLACKPINKを越えていくのは難しいように思います。

 そこで音楽スタイルを真似するのではなく、もう少し違う方向から、ガールクラッシュで責めている新人グループがいます。

2018年デビューの【(G)I-DLE】(アイドゥル)のLION

 かっこいいですねー。
 この曲はサビがラップパートの様になっていて、そのラップが凄く印象的です。声にも特徴があって癖になります。メロディパートを歌うボーカルも個性があって良いですね。
 この(G)I-DLEがおもしろいのが、メインラッパーのソヨンが、グループのプロデュースや作詞作曲も担当してるそうです。どこまでやっているのかわかりませんが、セルフプロデュースしているということらしいです。

 ガールクラッシュなコンセプトでも、BLACKPINKと違う方向性、他のガールズグループにないカラーで、自分たちのスタイルを確立しているところが、僕は最も評価したい点です。
  メンバーも個性的で、さらにワールドワイドで、韓国人3人とタイ、中国、台湾のメンバーが一人ずついます。

 すでに日本デビューもしていて、日本語歌詞の曲もリリースしているのですが、そちらも素晴らしいので、是非聞いて見て下さい。これから人気が上がってきそうです。
 この(G)I-DLEは、ここ最近の僕のお気に入りなので、また改めて書きたいと思います。

 そして、僕がBLACKPINKの次に来ると思っている本命のグループです。TWICEの所属する事務所、"JYP"から2019年にデビューした新人です。

 【ITZY】の" ICY"

 POPでキュートな見た目とは対象的にエッジのある曲、BLACKPINKとは全く別の角度から、ワールドワイドのファンを狙っているのがわかります。
 実際、BIllboardにワールドデジタルチャートでは最高7位まで上がりました。

 韓国国内では、女性グループとして、新人賞総なめで、Youtubeの再生回数も1億回を越えています。

 この曲は、1曲の中に様々なジャンルの音楽を混在させていて、それでいてサビは印象的で耳に残り、中毒性があります。音楽的に解説するのが難しく、聴いて感じてくださいとしか言えないのですが、曲のスタイルが複雑なのは、作詞作曲編曲に複数の人(8人以上??)の手によって作られているから、かもしれません。
 デビュー間もないグループですが、音楽的には"ITZY的"というか、独自のスタイルをすでに確立していると思います。

 僕は作り手目線で見てしまうのですが、所属事務所のJYPの目線に立てば、先輩のTWICEの成功を考えて、同じようなスタイルのアップグレード版的なグループをデビューさせようと考えるところ(日本的にはそういうグループが多いように思うのですが)、TWICEとは全く違ったカラーの、ハイセンスなグループを、敢えて誕生させました。

 おそらく、ITZYをデビューするに当たり、JYPのマネージメントチームは、綿密なマーケティングと、制作スタッフには、音楽スタイルの試行錯誤があったように思います。 僕は、この独自のスタイルを作り上げてチャレンジしている、ITZYの制作スタッフを賞賛したいです。

 実際どういう人達が、このプロダクションを運営しているかとても気になります。

 K-POPを聴いていても、中々作り手側の情報が手に入りません。そもそもクレジットがハングルだったりするので、読んで判別するのも一筋縄では行かないのもあります。
 また本国では、読めるのかもしれませんが、日本語で読める、作曲家やプロデューサーのインタビュー記事なども限られます。
 より深くK-POPを知るためには、ハングル必須になって来そうです。

 話が変わって、
 K-POPがこれだけ日本で流行っているのに、知っている人と知らない人の落差がもの凄く大きいのが驚きです。2019年だけでライブ会場に5回以上足を運びましたが、どこも凄い熱いファンの熱気で埋められていました。

 一方で、地上波などテレビで知れる情報は限定的で、僕も自分がK-POPの世界に足を踏み入れるまで、一体K-POPムーブメントはどこから来ているのか、長年の謎でした。
 逆に自分がはまってみると、YoutubeやVLIVE(KPOPアイドルのライブ配信)といったメディアでは、容易に生の情報に触れることができるので、次から次へと好きな音楽、新しいグループに出会うことができました。

 とりあえずここまで五回、勢いでnoteに綴りましたが、次回からは少し落ち着いて、"K-POP"は何がいいのか、語っていけたらいいなと思っております。
 ちなみに、"K-POP"って、"ACID JAZZ"とか、"Drum'n'Bass"とか、そういうジャンルと同じように考えると色々わかりやすいかもしれません。

というわけで、つづく。

是非、スキと拡散お願いします。

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?