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『なぜ職場では理不尽なことが起こるのか?』

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ビジネスパーソンが会社で無事に生き抜くためには、上司の「好き・嫌い」に左右されないことが鉄則です。人事権は誰の手にあるかを見極め、上司の癖を見抜き、方針転換には柔軟すぎるくらい柔…
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記事一覧

【第1回】人事の本質は好き嫌い

<上司によって評価は180度変わる>  人事の本質とは、上に行けば行くほど、その上と合う合わ…

中山てつや
7か月前
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【第2回】評価も所詮(しょせん)は好き嫌い

同じ会社で、同じ人事制度のもとで、同じ仕事をしていても、上司が変わるだけで評価も正反対に…

中山てつや
7か月前
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【第3回】動物的本能で相手を見分ける 

上司にとって、上に行けば行くほど「自分の身が可愛くなり、知らず知らずのうちに保身に走って…

中山てつや
7か月前
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【第4回】侮(あなど)れない第一印象

以前仕事の関係で、とある外資系日本法人社長(日本人の方です)の話を聞く機会がありました。…

中山てつや
7か月前
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【第5回】相性がもたらす化学反応

「合う合わない」や「好き嫌い」は、「相性」という言葉でくくることもできます。「相性がいい…

中山てつや
7か月前
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【第6回】相性の裏に潜む損得勘定

「気心知れていたので信頼していたら、突然裏切られた」という経験は、誰にでも一度はあるので…

中山てつや
6か月前
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【第7回】勝ち馬に乗るとどうなる?

相性がよいことを「馬が合う」とも言います。 「性格や気が合う、意気投合する」といった意味合いで使われますが、もともとは「乗馬に由来する言葉」です。 乗馬では、馬と乗り手の息が合わないとうまくいかないので、「馬と乗り手の呼吸がぴったり合っている状態」を「馬が合う」と表現するようになったそうです。 このフレーズは、「人間関係が良好で、前向きな印象を与える時によく使われる便利な言葉」でもあります。 同じ「馬」を用いた表現に、「勝ち馬に乗る」という言葉もよく耳にします。 「有

【第8回】止まらない不祥事と相性の連鎖

相性の良し悪しは、組織の至るところで様々なドラマを演出します。それは、昨今世間を賑わせて…

中山てつや
6か月前
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【第9回】成果主義という名の幻(まぼろし)

「成果主義」が表舞台に登場してから、すでにかなりの年月が経過しています。 当時はバブル崩…

中山てつや
6か月前
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【第10回】多面評価の盲点!匿名性は意外とない

成果主義とほぼ同じタイミングで一世を風靡したのが、「多面評価」の制度です(360度評価とも…

中山てつや
5か月前
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【第11回】籠(かご)に乗る人、担ぐ人!どっちを選ぶ?

「籠(かご)に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋(わらじ)を作る人」という格言があります。 「世…

中山てつや
5か月前
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【第12回】「サバイバル術」で組織を生き抜く

世の中には大企業から中小・零細企業に至るまで、業界や業種含め様々なタイプの会社が存在しま…

中山てつや
5か月前
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【第13回】上司をほめ殺してみる

相性の悪い上司に対して最も効果のある対策は、「その上司をほめること」です。 「そんなこと…

中山てつや
5か月前
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【第14回】相性の悪い相手には「陰ぼめ」と「隠しぼめ」を

以前働いていた職場での話ですが、どうしても気が合わない同僚(以下Cさん)がいました。 会議の席で意見が対立すると、こちらが譲歩しても一歩も譲らないため、しばし険悪な雰囲気になることもありました。 しかし、Cさんと協力しないと進まない仕事も多々あり「何か良い方法はないものか」と考えていました。 そんな時に試みたのが「ほめる」ことです。でも、面と向かってほめるのは気が引けるので、上司に伝えてみました。 具体的には、Cさんが一人でコツコツと努力して進めていた「プロジェクトの