14.コーヒー屋さんがコーヒーを売らなかった話。
おはようございます。
なかし。こと中島です。
世界53ヵ国共通の国際資格を所有し
rexerというジムでパーソナルトレーナーをする傍ら、名古屋での出張トレーニング、オンラインでの食事指導、楽天roomの運用なども実施しております。
本日は日常に起きた話をしていきます。
休日に彼女と近所のコーヒー屋さんに行きました。そこは男性の方が1人で営業しているなんとも雰囲気良さげなコーヒー屋さん。
近所なので以前から気になっていました。
入ってみるとお店の中にお客さんの姿は無く、僕と彼女と店主の3人という室内になりました。
テーブルには手帳サイズの紙にメニューが書いてあります。エクアドルの〜。コロンビアの〜。と4枚の紙にそれぞれのコーヒーの特徴と豆の原産地が記載されています。
メニューを見た彼女が「カフェオレはありますか?」と聞きます。彼女はいつもカフェオレを好んで飲んでいるので僕には見慣れた光景です。
店主は「コーヒーのみです」と答えます。
どうやらここはこだわりのあるコーヒーを自信を持って提供しているようです。お値段もこだわりを感じるお値段に設定されています。
彼女「カフェオレはありますか?」
店主「うちはコーヒーのみです。」
その後、店主は間髪をいれずに大きな声で彼女に聞きます。
「コーヒー嫌いなんですか?」
彼女はその声に驚きながら答えました。
「いえ、嫌いではなくて苦味が苦手なんです。、、、」
それを聞き、店主が大きな声で答えます。コーヒーへのこだわりが上乗せされたかのような声量で。
「ではあなたは、コーヒーが嫌いではなく、苦手ということでよろしいですか?」
「だとしたらご安心ください。うちのコーヒーは独自の製法なので苦味を感じないと思います。特にエチオピアのコーヒーは甘みがあるので苦味を感じないと思います!!」
店主は4種類のメニューの中の1つをお勧めしました。
あまりの大きな声に僕も店主の方を見ました。そして彼女に小声でこう提案します。
「カフェオレのあるお店に移動しようか?」
僕の声をかき消すように店主が畳み掛けます。
「もしっ!もし少しでも苦いと感じるのなら言ってください!!お金はいりません。お2人の分を僕がお支払いします!!」と
この時点でとても良い雰囲気とは言えません。
もう一度僕は聞きます。
「お店変えようか?」
彼女は「ううん。ここで飲もう。」と言います。
じゃあ「コロンビアとエチオピアをください」
しばらくするとコーヒーがテーブルに届きます。
コーヒー飲んだ彼女に感想を聞くと
「ちょっと苦いし酸っぱい」と小声で答えます。とはいえ、チビチビと飲み続け僕の方は飲みきり、彼女は半分ほど残しました。
そろそろ帰ろうかとした時に店主が半分残っている彼女のコーヒーカップを見てこう言います。「苦かったですか?」
見つかった!!というのが正直な気持ちで、またヒートアップしたらめんどくさいなぁとも思っていました。せっかくの休みを台無しにしないでくれと。
彼女も素直に「少し苦かったです」と言います。すると店主は驚きの一言を言います。
「ミルクあるので良かったら入れますか?」
えーーっっ!!!!
ミルクあんのかい!
カフェオレ作れるやん!
という話。
僕は思うんです。
ミルクがあった無かったという事は置いておいて、店主が売っているのはこだわりのコーヒー。
なのに序盤の会話でコーヒーの味は既に決まっていたんだと。どんなに美味しいコーヒーもその前のサービスで台無しになると。
こだわりが強いのはいい事だけどサービスが良くて、そこからこだわりの強さが評価されると僕は思いました。
自分の仕事にも活かさないとなぁと感じた日曜日でした。
結論。
あんのかーい!って話でした。
皆さん良い1日を。
またね。
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