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データ大好きから、体制・戦略型のビジネスフィールドへ

1990年代末まで、私は調査、データ分析大好きでした。これは理系出身なのに、当時のベンチャーに入り、むちゃぶりな新規立上げばかりをしていた反動かもしれません。なので、ビジネスとしてのライフワークは、ダイレクトマーケティングやデータベースマーケティング(古い)として起業や新規事業を考えていました。

ところが、ベンチャーではない会社にかかわり始め、そんな会社でもデータや分析は使いこなせていないこと、それよりもちゃんとした戦略や体制、大きな方向性が全くちゃんとしておらず、データをどうこうの前に、基本的な体制、大きな戦略を作るほうが、まだ、それぞれの会社で成長できる段階である、そういった会社が圧倒的に多いということを感じ、また、確信し始めました。
その結果、最初のベンチャーの無茶ぶりの立上げよりは、ちゃんとしたレベルで、新規事業、組織に取り組むようになって今に至ります。

データや分析ですが、これまでのキャリアや今かかわっている多くの事例では、物事のステージにもよりますが、必須というよりは、Better-to-Haveといった感じでしょうか。なぜなら、
・事業を行っている際には、すでに内部にある程度の知見があるにも関わらず、それを明確にして徹底できていないがためにできていないことが多く、データ収集や分析に多くの時間を割く必要がないと感じたこと。
・新規のことは既存事業からの連動で始めること、全くの新規のことは市場を見るというよりはプロダクトアウト的にやらないと意味のない新しさにしかならないと実感したからです。もちろん、考えた新しいことを市場に届けるためにはどうしたらいいかはある程度、データや分析を利用します。

そして、一度立てた戦略や体制である程度事業が形になってきた段階で、少しづつデータや分析を使って「精度」を上げていく、そういったやり方を進めていっています。


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