水曜大会で優勝する方法が分かりました。
雀王決定戦12回戦の観戦記が、日本プロ麻雀協会公式HPにアップされました。
ボクは元々、東1局から時系列にレポート書いていくタイプの観戦記を、読むのも書くのも好きじゃないんですよ。それで、兼ねてからイロイロ試行錯誤してたんですけど、今回初めて南4局1局に全振りした特化型記事を完成させました。須田良規さんに近づけたかなぁ。いやもうちょっと掘り下げるべきだったか…
あ、そんなことより、グルメカップの決勝卓を戦ったマッサさんから面白い記事出てます。ぜひ見ていただいて、マッサさんに声かけてあげてください。励みになると思います。
以下、常体で。
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水曜大会は、全部で4半荘から成る。1回戦開始が19時なので、スケジュール的に5回戦も6回戦も行うことは不可能なのだ。
2022年10月26日(水)に行われた第22回水曜大会で、ボクは自身3度目の優勝を果たし、通算優勝回数で、もりもりさん・エクスタのいっしーさんに並んだ。もりもりさん・エクスタのいっしーさんは22回全部出場してるわけじゃないから、優勝率で言うとまだまだ及ばないんだけど、そこは11月12月でなんとかしていくことにして、今から書くことは【最多優勝者による至極の名言】として受け取ってもらいたい。
ここまでのアルパカnoteを見てくださってる方には、自慢気な書き方が鼻につくこともあるかもしれないけど、まあ麻雀だから勝つことも負けることもあるって感じで思ってもらえればよろしいかと。
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【1回戦】
かぎさん・マッサさんのグルメカップ決勝卓メンバーに加え、もう1人がエクスタのいっしーさんという、アルパカ包囲網が完全にでき上がっててワロタ。「攻撃寄りのかぎさん」「守備寄りのかぎさん」のうち、こわい方の「攻撃寄りのかぎさん」の波状攻撃に遭い、防戦一方。かぎさんの三副露にオタ風の南や西がことごとく切れず、その間かぎさんは何度も何度もツモ抽選を受け続け
この4センチから「ツモ」って言われた時、ボクは完全に6000オールを覚悟した。こりゃ死んだ、と。
ツモった牌が7pだったから4000オールで勘弁してもらったけど。
ところで、この1p2p鳴かせたのはエクスタのいっしーさんだったんだけど、いっしーさんはいっしーさんでその後南1局の親番でドラの東バックの東ドラ3ツモって4000オールとか言ってるし、マッサさんもかぎさんからダマ12000食らったりしてヘコんでるのにそれでもボクよりは下に行かず、時間打ち切りの最終局もボクがマッサさんに25m打ち上げてゲームセットと相成った。この世の終わりみたいなラスだった。
トップ・かぎさん60400
2着・エクスタのいっしーさん28500
3着・マッサさん18100
4着・中島由矩13000
水曜大会優勝格言・1回戦ラスでもなんとかなるから前向きに打つべし!
【2回戦】
1回戦で強豪とまとめて対局したから2回戦は多少ラクになったかというと全然そんなことなくて、上家にマッピー、下家に石川さんという状態。前門の虎と後門の狼だ。ただ、1回戦とは異なりボクにも多少手が入った関係で、チンイツ・ドラドラの3000/6000和了ったりして、それなりに戦うことはできた。南4局を迎えた時の点棒状況は下の通り。
東家・石川さん41500
南家・為沢さん24000
西家・マッピー15700
北家・中島由矩38800
対照的にここまで何もできてなくてボクの3000/6000親被ったマッピーは、1巡目から3p2p4pと河に並べ、明らかに変則手模様。それでも満ツモなら着アップあるし、もしかしたらトップ目の石川さんをトリプル直撃して石川サンバしようとしてるのかもしれない。ほやどいね。いいじいいじ気なるいじー。
そんなこと言ってるうちに、マッピーからサンダース立直が入った。ボクの手は下の通りだ。
いやちょっと待ってほしい。言い訳させてほしい。ここはアルパカnoteなんだし。
当初は、ドラの6mを使ったタンヤオドラ1の500/1000ツモを目指して、2sポンから発進した。トップ目の親・石川さんとは2700差だから、500/1000ツモで変わるのだ。
ところが、クリミスっていうか何て言うか、途中でこの手の要である7mをリリースしてしまったのだ。(69mの辺6mよりどっちでも和了れる47pの方がいいよね。)みたいな考えだったと思う。ハロウィンだと言って渋谷で騒ぐ若者たちよりも短絡的な思考。この手でトップ取るには6mが必要なんだよぅ。
あーしまったしまった。ボクはマクガフを眺める高津監督のような気持ちでこの手を眺めてた。おいおいどうすんだよ、コレ。2sか5mの加カンか?新ドラに期待か?はたまた一気に嶺上ツモで700/1300か?
書いてて思ったけど、こりゃマクガフと高津監督じゃないな。闇金ウシジマくんでカウカウファイナンスから金を借りた多重債務者のごとき思考。4pはマッピーの河に1枚、7pは対面と下家の河に1枚ずつ…と思ってたら、立直のマッピーが今また7pをツモ切った。これで和了るとボクは2着で終局となるんだけど…
この7pを魂のスルー。そうだ。石川さんが47p合わせてくれれば、1000直撃で差し引き2000、さらにマッピーのリー棒入れれば3000変わる。紙のように薄い確率だけど、ドラの受け入れがない以上、今はそれにすがるしかない。頼むよオスナ…神宮の夜空に一発かっ飛ばしておくれ…
座順もボクにとって都合良かったのだと思う。ほどなくして石川さんから力なく7pが放たれ、ボクのオスナは計画通り1000点棒と2回戦のトップをいただくことに成功した。
東家・石川さん40500
南家・為沢さん24000
西家・マッピー14700
北家・中島由矩40800
水曜大会優勝格言・見逃して直るべし!
【3回戦】
2半荘が終わって、それぞれに好不調というか、成績上位者と下位者に分かれてくる。3回戦の同卓者、源次朗さんと宮本さんは、ともに決勝卓進出を望めるポジションにいた。一方のボクは、1回戦のラスでできた借金を2回戦のトップだけでは返済し切れず、未だカウカウファイナンスのお世話になってる立場。これはお二人の邪魔をしないように…
と思ってた矢先、東4局の親番で魔法のように手が入って、一発でツモるわ、フリテンをツモるわ、3巡目親リーかけられるわで、最後は8本積んで時間制限の50分が終わってしまう。2900は4700の計算が1番難しかった。高めだと5800は7600だし、安めツモなら1300は1900オールだし、高めツモなら2600は3200オールだし…、とにかく分岐が多すぎるのだ。ボクは小学校でプログラミング習った世代じゃないからネ。
そうやって、76100点という特大トップを手に入れてしまった。ありがとうカウカウファイナンス、ありがとう麻雀、ありがとうオリックス。ボクは決勝卓へ行きます。
水曜大会優勝格言・どこかで大爆発すべし!
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【決勝卓】
予選トップ通過者+63.9pt
予選2位通過者+60.1pt
中島由矩+54.9pt
かぎさん+26.7pt
ボクは3位通過なんだけど、これは割と条件が分かりやすい方で、とりあえずボクがトップなら点数関係なく優勝(ウマ+15・+5・△5・△15)だし、仮にかぎさんがトップだったとしてもかぎさんと18200点差以内の2着につければボクの優勝だ。東1局・東2局とかぎさんが快調に飛ばしていく中でも、ボクの頭は冷静でいられたと思う。
東4局の親番で、運命のターツ選択。
目一杯の6ブロックに構えてたところ、よりによって三色になる両面が埋まった一向聴。ドラが4sなのでその受けをソーズで残して三色ねらいの打54pとするか、打点はなくても好形残しで打21mといくか。かぎさんがトップでもいいと思って、ボクは打21mを選択した。後から思えばこれが良かったんじゃないかと。
すぐ次巡にツモ7sで即立直。この36pで優勝するつもりだった。全員を降ろしつつ1回でも多くのツモ抽選を受け、ツモウラウラとかあるんじゃないかと。ところが、この決勝卓に残ったメンバーは勝負所をわきまえた強豪ぞろいで、数巡後対面の予選2位通過者から追いかけ立直が入る。もうボクたち立直者2人にできることは何もなく、純然たるめくり合いだ。どっちの和了り牌が先にいるんだろう。
ジリジリしながら、王牌まで残り4牌となった。各者最終手番を残すのみ。ボクが祈りを捧げながらツモって来た牌は、もう何巡も前から待ち詫びた3pだった。
こんなにも嬉しいメンピンツモを、ボクは知らない。
裏ドラも1つ乗って、立直・平和・ツモ・裏ドラ1で2600は2800オールの収入になった。
南4局を迎えて、4者の点棒状況は下の通り。
東家・中島由矩38700
南家・予選トップ者16900
西家・予選2位者38100
北家・かぎさん26300
ボクは一応トップ目ではあるものの、2着目とはわずか600点差で、これは聴牌ノーテンは言うまでもなく、他家の1000/2000ツモなんかでもクルッとひっくり返ってしまう点差だ。
そこにラス目の南家から立直が飛んでくる。
決して同卓者を侮る訳ではないものの、この立直は本当の本当に分からない。もしかしたら500/1000の4着確定和了りかもしれないし、6000/12000でひとまくりしようと目論んでる可能性だってある。
ちなみにボクはこの時下の完全一向聴だったんだけど、どうせツモられても負けだってんで、魂のゼンツから両無筋の4pをシレッと切り飛ばして
立直の現物25sを立直者本人から捉えて1500。立直棒も込みで2500点の収入になった。これで次局はライバル以外の跳ツモにも耐えられる。
水曜大会優勝格言・ツモられても負けなら安手でも思い切って突っ込むべし!
さらに次局も2900は3200を和了って、伏せて終われる権利をゲット。
最終局はホンイツ・トイトイの露骨な仕掛けで他家を牽制し、なんとか4軒ノーテンで終局となった。
水曜大会優勝格言・決勝卓は露骨な仕掛けで他家を牽制すべし!
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水曜大会3度の優勝を誇る中島由矩プロです、やあどうも。明日も頑張るぞーう。
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