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第15回新春お年玉カップ自戦記

2023年2月5日(日)オリンピア3大大会の1つとされるお年玉カップに参加してきました。予選1回戦だけ映像があるんですけど、キャメラの調子が悪かったりなんだり踏んだり蹴ったりで、まあアルパカなんだから最終的にはアルパカnoteだろってことになりました。ボクの中で。脳内会議で。

決勝戦は、公式から動画が出るってのも、なんかいいですね。積み棒を出した親の点数表示とか、北家・宮本さんの手牌を写す画角が気になるところですが、とりあえずこうやってアルパカnoteに自戦記を書くための材料にはなってます。

あと、TikTokにもまとめたので、やってる方はゼヒ。TikTok、見るのもやるのも楽しいですヨ。誰からも見てもらえてないことを除けば。

以下、常体で。

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次回以降の参考資料の意味も兼ねて書いておくと、第15回お年玉カップの参加者は総勢60人。28人7卓がオリンピア会場、32人8卓がテルメ金沢会場で、ボクはテルメ会場だった。「予選通ったらオリンピア会場に移動しなきゃいけないのがダルいなぁ。」なんてボヤいてた。ニヤニヤしながら。「橋本環奈に告られたらどうしようかなぁ。彼女いるのになぁ。」って考えてる男子高校生みたいだ。

レギュレーションだけど、60人中1位の人は、決勝卓へジャンプアップ。2位〜13位の人がポイントを半分持ち越して準決勝1半荘を行い、上位3名がジャンプアップ者の待つ決勝卓へ。5位〜8位は別卓で順位決定戦をするとのことだった。

結果から言うと、順位決定戦卓を制して5位になった石川さんが百万石文化祭出場権を獲得してたので、順位決定戦は順位決定戦で意味のある半荘だったんだと思う。

東家スタートとなったのは、準決勝3位の吉田健彦さん。決勝卓は時間制限がないので、親番が後の方に人気が集まる。

南家スタートは、準決勝2位の山元一成さん。連盟のプロアマリーグである帝陸戦のチャンピオンであり、このオリンピア3大大会決勝卓は今回が4回目だという話で驚いた。

ただ、結果から言うと、この強豪山元さんを東家スタートの吉田さんが完全に封じ込めてくださったので、ボクとしてはゲームを優位に進めることができた。

吉田さんは本当に便利だなぁ…と思ってたら…最後に…その吉田さんに…。

西家スタートは、(気持ちの中では)日本プロ麻雀協会を代表する中島由矩プロ。ちなみに準決勝を1位で通過したラッキーボーイだ。この放送対局を目指して、クソ寒いのにスーツで来たし、この放送対局のために、自作のネームプレートを用意してきた。対局相手をそんなに気にするタイプの人間ではないけど、それでも実力者である山元さんの下家になったことはマイナス要素だと思ってた。山元さんが聴牌してから最初に切らなきゃいけないってことだからね。

1123で予選は3位通過、上の動画にもまとめてあるけど、午前中連勝できたことが大きくて、午後からはのるかそるかの大きな勝負をしなくてもすんだ。準決勝は東1局の親番で3900・8000は8100オールをツモり、いきなりダントツに。あとは流して危なげなく決勝卓進出を決めた。

1−4s待ちの1sが4枚切れたので立直を迷ってたけど、下家から立直がかかったのでツモ切りで追いかけたら一盃口になる高めの4sをパッツモ。雀頭の6pが裏ドラになって、立直・一発・ツモ・平和・一盃口・表ドラ1・ウラウラ。もしボクが被害者側なら荷物をまとめて帰るところだけど、今回は加害者側なのでセーフだった。セーフか?

4sを手元に引きつけた瞬間、ギャラリーが「おおっ!」てどよめいてほとんど昭和だった。新しいカギのコントみたいに「(今は放送対局がメインだからギャラリー背負う麻雀を)知らないのぉ〜。Z世代ぃ〜。」って言いたかったけど、魂の我慢。45歳だからね。落ち着いてこ。

1番最初に座席を選ぶ権利があった、北家スタートは宮本さん。予選で+146.6ptを叩き出し、堂々の1位通過で準決勝免除となった方だ。ボクが初めてWRC大会で優勝した時に対面にいた方で、2022年水曜大会年間チャンピオンでもある強豪の中の強豪。

さてここからが麻雀の話。やってることが麻雀だから、どうにもならない半荘ってのは誰にでもある。問題は、この決勝戦がボクにとってどんな感じだったかということなんだけど、ハッキリ言って絶好調だった。

上の聴牌を打4mで2−5−8pフリテン立直にしとけば、最低でも1300/2600ツモだったし、打3pで4−7pノベタンにしてもツモ和了れてた。まあボクは3−6pに受けたから普通に流局したけど。

【追記】
マッサさんが天鳳牌譜に起こしてくださったので、この時の画像を載せます。

岡田拓也プロや拡夢さんは同じ3−6pだけど立直を推奨してくれた。4pが自分の目から全部見えてるので、3pに期待できると。ボクも同じように考えてたんだけど、弱気になってダマにしてしまった。

マッサさんありがとう!

この七対子も、發の地獄待ちにしとけば吉田さんから一発で打ち取ってたし、少なくとも追いかけ立直を打たれて目を白黒させることはなかった。ボクが山に最低でも8枚はあると思ってた9sは、吉田さんの七対子に2枚組み込まれてて、最後の1枚は下家の宮本さんによって押さえられてしまった。

マッサさんの天鳳牌譜。

マッサさんマジでありがとう!

第4期若獅子決勝卓でじゅじゅの梅本翔プロはダマでいい待ちを探すイメージ。拡夢さんはとりあえず發待ちにして、他家から立直来た時に1巡凌ぎたいって言ってた。

【教訓】

◆自分が七対子の時は他家も七対子である場合が少なくない
◆いいと思った牌が山ではなく他家の手牌に固まってることもある
◆地獄待ちも時には有効

反省点ばかり並べると湿っぽくなるので、中島由矩プロが決勝卓で輝いた一瞬を切り取ってみた。上家の山元さんから先制立直がかかった直後、ボクはドラの4pを立て続けに2枚引く。1枚は1pとスライドさせたけど、2枚目はさすがに使い切れなかったので立直宣言牌となった。

動画を見てもらったら分かるけど、一発で引いてきた和了り牌の6sを、ボクはツモ切ろうとしてる。盲牌で9sと間違えたのだ。右手がビクビクしてて草食動物っぽくて、今では逆に気に入ってる。この4000オールで2着目を20000点以上離したトップ目になったボクは、なおも立直で攻めるんだけど。

マッサさんの牌譜。

マッサさんにこのパッツモを捧げます

対面の吉田さんが一発で4sを勝負してきた上、7mをツモって500/1000は600/1100。まさか本当に逆転されるとは思ってなかったけど、一抹の不安ていうか嫌な予感はしてた。山元さん、宮本さんに元気がないのは助かるけど、吉田さんはやってくるよな、と。

南4局はその吉田さんと1700点差で迎えた。準決勝の順位はボクの方が上だから、同点なら中島由矩プロが優勝だ。まあ1700点の手っていうのはないけど。

ボクは自風の北が対子の配牌をもらってホクホクしてた。こんなのポンポンロンの2000点で終わりジャマイカ。

ところが、帝陸戦チャンプの山元さんがここでやってくる。帝陸ってくる。何かというと、条件を満たした倍ツモ立直をかけてきたのだ。終局後に「立直棒を出して吉田さんの優勝条件を緩和するのは(ボクに対して)悪いと思ったけど、かといって自由に打たれるのも嫌だった。」と言ってたことも、立直後宮本さんから出た1pに一瞥もくれなかったことも、山元さんがとても麻雀を知ってる方だと分かるエピソードになった。

さて、そんなことになってるとはツユ知らず、ボクは無邪気に5pをポンし、役なしの形テンを取った。万が一、宮本さんノーテン、吉田さんテンパイだった場合、ボクがテンパってればボクの優勝、ボクがノーテンなら吉田さんの優勝になるからだ。南3局に宮本さんの3000/6000を親被ったのが痛い。これがなければ4700点差なんだから、オリて勝てるのにぃ…。

というワケで、この1枚切れの白は止まらない。後から動画を見たら、北対子落としして6−9pのチーにかけるみたいなことも頭をよぎったけど、それじゃ逆に下手ってことになるのだろう。

マッサさんの牌譜。

これはDIさんから深イイ話が聞けたのでTwitterをそのまま見てもらおう。

今思うとボクは、親の宮本さんが連荘目指して頑張ってることを評価してなかった。13巡目の打3sや山元さんの立直に対する打1p(これは実際当たり牌)は、自身の優勝のためにテンパイを取ってる(=次局がある)と見ていい。

1sチーから仕掛けた吉田さんは、ボクの白にロンの声をかけ、2000点と優勝を爽やかにさらっていった。

吉田健彦さん、優勝おめでとうございます!後出しジャンケンになってしまうけど、第2回チャンピオンシップの動画見てた時に強い人だなと思ってました。また同卓させてください。

最後は、生まれて初めて作った合成画像をもう1度使ってお別れです。

プロになったばかりの頃はアルパカnoteだけでテンヤワンヤしてたけど、最近こんなこともできるようになりました。やったぜ。マッサさん、ありがとうございます!

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