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夢か現か幻か

大なり小なり、こんな私にもいくつか夢がある。

その先駆けの新しいことが今まさに始まるぞ!というタイミングで体調を崩してしまうことが多くなった。

嬉しい反面、潜在的にプレッシャーを感じているのだろうか。

仕方ない、とにかく寝てみるかと夢の世界へ身を委ねても、殴られるわ罵倒されるわ弁当ぶちまけるわと決まって悪夢しか見ない。

なんとなく回復した気がする身体をひっさげ、無理やり心を追いつかせるようにして日々生き抜いている。
ゲームの世界のような残機はない。修理しながらの1体使い回しだ。

今はありがたいことに在宅の派遣業務+個人事業というわりかし融通が利く環境の中で、デザインやイラストの仕事ができている。

そんな中、お世話になっている先生から「中坂ちゃん(私)は会社員も個人事業主も向いてないね」と言われた。

思考停止した。ショックだった。

ショックを受けたということは、きっと合っているんだ。

しかし認めたくない自分が居る。先生はそういう事を言いたかった訳ではないはずだが、安直な私はその字面のまま受け取ってしまいしっかり落ち込んだ。


2年程前。正社員を辞めた理由は待遇面だった。
でも今は確かに、正社員は向いていなかったと断言できる。現在進行形で如実に身体の衰えを感じるからだ。
正社員時代も安定しなかった体調は、退職後さらに悪化してしまった。

どうにかデザインを続けたくて、個人事業主の道を選んだ。
正直、消去法に過ぎなかった。

分からない事だらけで相談できる人も少なく、不安に押しつぶされそうな毎日だが、それでも今は個人事業主としての仕事が好きだ。

いくら人に流されやすい私でも、この絶対的な気持ちは誰にも侵害させたくない。今書いていてより明確にそう思った。
ええいこうなったらセルフで反骨精神を奮い立たせるほかない。

色んな気持ちが渦巻くこんな夜は、橋本絵莉子さんの「今日がインフィニティ」が私を鼓舞してくれる。


いつでも勝手に転んで傷を作って、自分で薬を塗って、治るまで辛抱強く待っての繰り返しだ。

転んでも手を差し伸べてくれる人がいつでもいるとは限らない。でも、差し伸べてくれる人には甘えていいんだと思う。その手をちゃんと掴めることの方が、自分で治すことよりも大事なのかもしれない。

もし一人だとしても、かさぶたを剥がしてしまう癖だけでもどうにか治して行きたいなと思う。


26年間生きてきて、自分に向いていることは未だにぼんやりとしか分からない。でも、今居る道を辿って大きくなっていきたい。

現実の人生だけでも、少しくらい良い夢を見させてほしい。

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