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行動力と考動力 ーキャリアデザインにおける無形資本の蓄積

 こんにちは!法政大学キャリアデザイン学部の中野です。今回は、私の所属するキャリアデザイン学部の入門科目である田中教授の「ライフキャリア論」でのお話をしたいと思います。

 今回のライフキャリア論では、プロティアンキャリア形成における無形資産とは何か。そして、その蓄積の重要性に関しての話がありました。授業の骨格には田中教授が執筆された70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術ープロティアンがあります。超お勧めです!是非とも、手に取ってみてください!!

プロティアンと無形資産

 さて、ZOOMを用いて行われるこの授業では、ブレイクアウトセッション機能を使い、少人数でキャリアについてのワークを行います。今回の授業の2回目のワークでは、「ビジネス資本」について意見を共有しました。

「ビジネス資本とは何だろうか」

①英語力
➁知識(世界情勢・専門知識・資格)
③能力(ICT・プログラミング)
④行動力

 これらが今回のセッションで挙げられたビジネス資本です。今回は、英語力と行動力についての話し合いを共有したいと思います。

英語力

 英語力をどのようにつけるのか。最初に挙げれられたのは、英検やTOEICなどの資格としての英語学習でした。就職においてTOEICのスコアを重視する場合もあることからいいのでは?という意見であったが、実際に就職後に英語を使うとなった時に重要なのはスコアなのか。文法なのか。
 最も重要なのは、「スピーキング能力」ではないかという話になりました。そのためにどうしたらいいと思うかと問うたところ、「英語を話すサークルとかで話す機会を作ればいいのでは?」という意見がでました。実践的な学びとしては、「スピーキング」がスキルとして重要ではないかという結論になりました。

行動力

 次に行動力についてです。私はセッションの仲間に「行動力をどう身に付けるのか。具体的方法はあるか。」ということを問いました。問いに対しての意見では、「緊急事態宣言が解除されたら、大学で友達もできると思う。その友達と何かを作ろうと動くことで身につくのではないか。」という内容でした。私がここで注目したのは、「緊急事態宣言が解除されたら…」という点である。おそらく同じ学部というだけの繋がりにおいて自分の意見を述べることは難しい事なので、意見を自分から言うということ自体がそもそも行動力ともいえると考えています。確かに緊急事態宣言が解除されそうになっており、大学内でのコミュニケーションももうそこまで来ているようにも思われます。しかし、「緊急事態宣言が解除されたら…」では遅いのです

 変化に柔軟に対応するプロティアンキャリアでは、目の前の変化を受けて、自身が変化しなくてはなりません。コロナが収束したらこうしよう!ではなく、例えば、コロナでオンライン化が進んだから、新しいネットワークを作ってみよう。ZOOMで全国の人と繋がってみよう。といった今を活かす変化を求められるのではないでしょうか。そこで私が考えるのは「行動力と考動力」です。

考動力『考えて動く力』

 現在のコロナ禍で私たちの生活は大きく変化しました。思うように外出もできず、デスクに座る時間が長くなり…と変わりました。そんな中で、今を生きる私たちが求められるのが「考動力」ではないかと私が考えています。何かのアクションを起こす行動力も重要である一方で、今の社会ではそのアクションが起こしにくい状態にあります。だからこそ、このような状況下でどのようにアクションを起こすのか。それを考える力こそが重要ではないかと思います。

 明日(5月26日)で緊急事態宣言が解除されるかもしれません。しかし、緊急事態宣言が解除したから外出自粛が解けるわけではありません。現に、神奈川県や東京都、北海道などでは新規感染者が日々確認されている現状にあります。その中でまだまだ続くオンライン環境で何ができるのか考え、アクションを起こす。そのような「考動力」を持つ人がアフターコロナで活躍できる人になるのではないでしょうか

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