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2021年35冊目『一杯のおいしい紅茶』

今年35冊目「一杯のおいしい紅茶」読みました。
どなたかのFBの投稿で興味を持って手に取りました。

ジョージ・オーウェルさんという作家の随筆集です。

この方は動物農場や1984などが有名な方ですね。
動物農場はひどい農場主を追い出して動物だけの共和国を作ろうとしたのですが、豚が独裁者になり、更に酷いことになるという話ですね。

※簡単に書き過ぎました。

1984は、未来小説です。

オーウェルが生きたのは1900年前半ですので100年は大袈裟ですが、それくらい前の話なのです。

タイトルは30くらいの随筆の最初のものです。

舞台はイギリス。
紅茶の飲み方には譲れないポイントが11あるそうです。
そのうち4つはロンドンっ子でも大激論になるそうなのです。

例えば、お茶はインドかセイロン産に限るそうです。
一度にたくさんいれてはいけないので、ポットだそうです。
金属製のものは拙くなるのです。

ポットは温め、濃いめの紅茶(1リットルに茶さじ山もり6はい)
沸騰しているお湯でなければだめで
入れた後は揺すって、葉が下に沈むのを待ち、深めのカップで温度が下がらないようにし、ミルクは乳脂肪を取りのぞき、
紅茶の次にミルク←ここが最大の論点だそうです。

砂糖は絶対に入れない。

当時のイギリスの文化や風習が垣間見れます。
最後の方は、体調を崩されているようで、書簡のやりとりなどがあり、

悲しい気分になります。

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