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2020年 57冊目『カイタイ新書 何度も買いたい仕組みの作り方』


タイトルがカイタイ→買いたいのダジャレで、解体新書とかけていてと、突っ込みどころありますが、まじめな本です。
勉強になります。



単発の売り切り商品ではなく、お客様が継続的に習慣的に購入したくなる商品設計をしましょうという話です。

単発の仕掛けより、売れ続ける仕組みを作ろうという事です。

これが大手広告代店の博報堂さんから出るのが驚きです。
従来は前者を推進していた会社です。

大きく変わろうとしているのでしょうね。
それが理屈と事例で説明されています。

習慣化を考える際のエクササイズとして「デコン」が取り上げられています。

デコンは、デコンストラクションの略で、分解・解体という意味です。

お手本になる広告を1つピックアップして要素分解するのです。
背景の課題は?
ターゲットは?
どこが秀逸なのか?
などを分析し、客観性と自分の武器を増やす一石二鳥ができるそうです。

加えて、効果が出なかった広告をデコンするのも良いとあります。

詳細は省きますが、習慣化コンセプト、習慣化ループ、習慣化4Pで整理すると良いとあります。

習慣化するには、本来は不要なんだけれど、それがあることで商品価値を高める「触媒」を入れることを勧めています。

快楽の習慣:歯磨きのミント、炭酸のシュワシュワ
不快解消の習慣:シャンプーの泡、ポテチのザクザク
成長の習慣:ランニングアプリの走行距離
不満解消の習慣:加熱式電子タバコ(わざわざつける)。電子マネーの決済音

商品開発のアイデア出しのフレームワークとして良いかもしれません。

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