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2021年 26冊目『仕事に関する9つの嘘』

2人のデータオタクで人材について研究しているマーカスとシスコの14万人のために実行検証しているアシュリーの2人はHBRの依頼を受けて、人事考課が無駄だという話を書いたそう。


それが絶賛されて仕事の世界全体について書いた本がこれです。
世界では熱意をもって仕事に取り組んでいる人は20%未満。
生産性向上ができないのは、過去効果があった方法が実行されているから。

実はホントとされていることが、実は全くの的外れだった。
それらを2人はウソと呼び、それを暴露していくのがこの本なのです。

ウソ1 どの会社で働くかが大事
 会社ではなく職場が重要
 その職場(チーム)は
  会社の使命に貢献したいと心から思っている
  期待されていると理解している
  価値感が同じ人に囲まれている
  毎日強みを発揮する機会がある
  チームメイトがついている
  優れた仕事をすれば必ず認められる
  会社の未来に絶大な自信を求められている
  常に成長を促されている

ウソ2 最高の計画があれば勝てる
 情報を開示するリーダが勝つ
 毎週メンバーとチェックインするとエンゲージメントが高まる

ウソ3 最高の企業は目標を連鎖させる
 ハイパフォーマには、目標が「天井」の働きをする
 一方でノルマがプレッシャーになる
 自発的に設定した目標だけが機能する
 意味と目的が分かれば人は動く
 繰り返す姿勢がメッセージになる

ウソ4 最高の人材はオールラウンダーである
 メッシはほぼ左足しか使わない
 仕事で強みを発揮する機会が毎日ある方が成果が上がる
 コンピテンシーは意味のないものを追い求める測定不能な行為

ウソ5 人はフィードバックを求めている
 肯定的なフィードバックは、批判的なそれの30倍以上良い
 アドバイスしたくなる強力な誘惑に打ち勝つべき

ウソ6 人は他人を正しく評価できる
 「事情に通じた」群衆は、少数のエリートより正しい
 →これは「 」内が重要
 データを見る時に最初にチェックすべきは信頼性である
 もしも〇〇だったらあなたはどうしますか?と聞いてみる
 →困ったときに彼の力を借りますか?

ウソ7 人にはポテンシャルがある
 これは「人間」を「人間らしさ」で評価していようなもの

ウソ8 ワークライフバランスが何より大事
 医師は燃え尽きている
 →自分の子供に勧めないのが73%
 仕事が悪、私生活が善という謎のコンセンサス
 仕事に愛を(20%)見つけることが重要

ウソ9 リーダシップというものがある
 いいリーダは感情を作る
 リーダーシップが無くてフォロワーシップがある
 →フォロワーは尖り以外は目をつむる

おまけ
 チームで働いていると回答する人はエンゲージメントが2.3倍高い
 チームリーダを信じている集団はエンゲージメントが12倍高い

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