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2022年 32冊目『マインドハッキング』

ざっくり知っていましたが、これ本当なのですか?

こんなことが、トランプ政権誕生、ブリグジット誕生で起きていたのですか?
フェイク本では無いのですか?
これ真実なのですか?
そんな本です。


この本は、イギリスにあるケンブリッジアナリティカの技術部長のクリストファー・ワイリーが書いた本です。

かいつまんでいうと、Facebookの個人情報がケンブリッジアナリティカに流れていたという事のです。

同社はそのデータに様々なデータをくっつけて一大データベースを作ります。

そして最初はアフリカなどの小国で、そのデータをもとに政治に関与するのです。

個人情報を元にその人の信条や推している政党などが分かります。

認知バイアスなどを使って、さも自分で決断したと思わせながら、思考や行動をコントロールするのです。

そして例えば無党派層に、B政党があなたに酷い事をしているという情報や映像を流しまくるのです。

するとその無党派層は、A政党を支持し、いつもはいかない投票に行くのです。

そして、A党に投票するという事です。

しかも、その提供するニューステキストや映像がフェイクだったりするのです。

つまり偽情報で一般市民をコントロールできるのです。

それがタイトルのマインドハッキングです。

いくつものアフリカの小国を勝利させた彼らは、トランプ政権誕生、ブリグジット誕生にも大きな足跡を残すのです。

そこにはAIなどのデータ分析に加えて心理学なども活用されています。
そしてロシアも同様の事をしていたのです。

彼らは自国に都合が良い政権や判断をして欲しいのです。

ケンブリッジアナリティカはお金で、ロシアは自国の利益で、民主主義に対する犯罪を犯したという事です。

著者の内部告発本です。
怖すぎます。

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