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2021年 87冊目『もしも徳川家康が総理大臣になったら』

面白い小説でした。
歴史上の優れたリーダをAI技術で復活させ、コロナを収束してもらうという話です。



主な登場人物は、

首相 徳川家康、
官房長官 坂本龍馬
経産大臣 織田信長
財務大臣 豊臣秀吉
総務大臣 北条政子
外務大臣 足利義満
経産副大臣 大久保利通

首相になった徳川家康は、領土を拡大して成長することを意図的にやめた
世界でも稀にみる異質なリーダー
江戸時代は265年も続く、太平の時代になったわけです。

江戸幕府は、パックス・トクガワーナ(太平の徳川時代)と海外からも称される日本史上最も優れた組織でした。

その徳川家康が率いる新政府がコロナ対策を行うのです。
それも現在の憲法・法律に則りながら実行するのです。
上手に官僚も活用し、
上手に国民に対してメッセージをし
上手に国民の信頼を
そしてコロナ対策を行います。

新しいリーダーが行うべき
DAY1,DAY30、DAY100も押さえていますし
中身も実行可能な内容です。

しかも閣僚の個性を生かして
権限委譲と管理のバランスも見事です。
最後の結末や日本へのメッセージも素晴らしいです。

三方一両得ではなく、一両損が大事だというのも重要なメッセージでした。
読み応えあるし、お勧めです。

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