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2021年 56冊目『チーズはどこへ消えた Who moved my Cheese?』

英会話の題材で使いました。
2000年に読んだので20年ぶりですね。
日本で400万部、世界で2800万部売れた本なので読まれた方も多いと思います。


2匹のネズミと2人の小人(こびと)が迷路の中に住んでいます。
迷路の中にはチーズステーションがあり、そこには大量のチーズがあります。
彼らは毎日そこに行ってチーズを食べます。

2匹のネズミは、毎朝早くチーズステーションに走って行き、チーズを食べます。
2人の小人は、朝ゆっくりと置き、歩いてチーズステーションに行き、チーズを食べます。

ある日、このチーズステーションのチーズが無くなりました。
つまり環境変化が起きたのです。
2匹のネズミの行動はシンプルです。
彼らはチーズステーションのチーズが減っていることに気づいていました。
毎朝チェックしていたからです。

だからいつかチーズが無くなると予測していました。
チーズステーションにチーズが無くなった。
新たなチーズを探しに迷路に向かい、新たなチーズステーションを見つけよう。

早く動いた方が、早く見つかる可能性が高い。
その後、ゆっくり歩いてチーズステーションに来た2人の小人もチーズが無くなったことに気づきます。

彼らは嘆き、チーズが無いことを理不尽だと、怒り狂います。
しかし、状況は何も変わりません。
迷路を戻って自宅に戻ります。

翌日チーズステーションにチーズが戻っていることを期待しています。
しかし、チーズはありません。
そんなことを何日も過ごすのです。

そうこうしているうちに2匹のネズミは別のチーズステーションを見つけます。

1人の小人は、このままではまずいと思い、もう1人の小人に一緒に迷路に探しに行こうと誘います。
しかし、もう1人の小人は、ここで待っていてチーズが復活する方が安全だと断ります。

1人の小人は恐怖や不安にさいなまれながらも迷路に飛び込んでいきます。
もちろん怖さや不安はあるのですが、当初想定していたほどではないと気づきます。

恐怖や不安は、自分の頭が作り出していたものだと気づくのです。

そして、もう一度元のチーズステーションに戻り、もう1人の小人を誘います。
しかし、やはり拒絶に合います。

そうなんです、自分自身で恐怖や不安に打ち勝って行動するしかないのです。

いろいろ学べる本ですよね。
現在は日本での出版20周年で4種類の表紙の色が選べるそうです。

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