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2022上半期facebookいいね!ランキング5位『日本電産流V字回復経営の教科書』

2022年 49冊目の読書レビューです。

元日産にいて、日本電産に転職されてMAした会社を次々にV字回復された川勝さんの本です。


日本電産は、50社以上の(赤字会社を)MAをしているのですが1社の例外もなく1年で黒字化、2年で売上倍増しているそうです。

日本電産の永守流の「スピードと徹底」に川勝さんの自動車産業のものつくりアプローチを融合し、具体的なメソッドとして体系化したものです。
これ読んだ方が良いですね。

川勝さんは55歳で日本電産に転職したそうです。
日本電産のスピードと徹底の凄さに驚かれます。

・昼間に会議はまったくない
・例外は緊急クレーム時だけ。
・昼間の時間は顧客へのスピード対応と自らの業務効率化に100%充てる。
これが社員の日常スタイル。
・永守さんに稟議書を出すと、海外出張中だろうと、たちどころに返ってくる
・営業が機関車になることが要求される
・だから、営業が常に一軍の位置にいる
・全部署が顧客を向いている
・業務スピード、対顧客スピードが並みのレベルを超えている。
これが組織の感性、DNAとなっている
・開発、工場は、営業支援部署と位置付けられる。
・だから当時、組織名も〇〇開発支援部、〇〇生産支援部という名称になっていた。
・何を支援するのか、営業を支援する
・全グループ会社の全部署が1週間に1回、月に4回も月次計画のフォローをやる。
・だから月次計画の達成精度が抜群
・月次計画の達成度が高い。
・だから12か月分集めた年度計画の達成精度が高い。
・だから日本電産は期中に年度末決算の下方修正がほとんどない。
・株主の信頼も高く、高株価を維持できている。
スピードと徹底の会社にするための3条件
・すぐやる、必ずやる、できるまでやる。
・戦う武器
・兵士の強さ(鍛錬度とどんな状態でも諦めないメンタリティ)
・すぐれた指揮官

これをビジネスにすると
・メソッド、経営手法
・企業カルチャー
・経営リーダー
メソッドと経営手法があっても、だらだらの状態では話にならない
・スピードと徹底の意識改革が必要
→意識改革が最初
様々な営業分析の手法が載っています。

とても参考になりますね
・パレート分析
・ランキング分析
・パレート×〇〇(ウォレットシェア、業界伸び率、粗利・・・・)
などなど
コスト管理も参考になりますね。
企業カルチャーの変え方も参考になりますね。

自分たちがやっていたことを重なっている部分が多いので納得感が高いです
これ必読ですね。

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