見出し画像

2022上半期facebookいいね!ランキング4位『メタバースとweb3』

2022年 50冊目の読書レビューです。

面白いですね。
示唆に富んでいます。
著者の國光さんはgumiを立ち上げた方でですね。
國光さんがはじめにを書いた後に尾原さんが本書を読むにあたってを書いています。



素敵なタッグですね。
あっという間に読めます。
それは、1つは文章がうまくて読みやすいんです。
もう1つは、そうそうという話がたくさん載っているのです。

7割くらいがそうそうで、3割くらいがふーんって思う新しい話なんです。
私は、このバランスってとても大事だと思うんです。
良い広告のバランスもこうだと思っています。

私にとって、学びが多い本でした。
メタバースが何でWEB3(そしてWEB3.0)が何かが分かります。
そして、その中で何が大事なのかが分かります。
國光さんが言うには
今まではリアルが主でバーチャルが従だったのが逆転するというのです。
つまりバーチャルのが主でリアルが従になるのです。
20年後にはバーチャルのGDPがリアルを逆転するという事です。

その際に理解しておくべきがこの本のタイトルのメタバースとweb3だという事です。

つまり現在のモバイルファーストの世界が、バーチャルファーストになるのです。

メタバースは、VR、AR、MR、XR、ミラーワールドをリブランドしたものだと言います。
分かりやすいですね。
同じくWEB3は、仮想通貨、暗号資産、ブロックチェーン、クリプトのリブランディングだと言います。
分かりやすいですよね。

そしてWEB3.0という場合は、WEBの進化を言う場合は3.0、ブロックチェーンの文脈だと3と使い分けていると國光さんは言います。
なるほどですね。

ビットコインと従来のフィンテックサービスは何が違うのか。
従来のフィンテックサービスは、既存の金融の仕組みの上に乗ったものであり、ビットコインはインターネットファーストで、バーチャルファーストなのが違うと言います。
これも分かりやすいですね。

そう考えると、NFTはバーチャルファーストなコンテンツフォーマットで、DAOはバーチャルファーストな組織の形だという事も理解しやすいですよね。

そしてメタバースの発展で重要なのは、センス・オブ・プレゼンス、つまり実在感(そこにいる感じ)だと言います。
ZOOMやZOOM飲みでは、そこに限界があります。

これをクリアするには、①レゾリューション(解像度)と②レスポンスの向上です。
これが実現すると、なんとなく仲良くなることができるからです。

そしてメタバースで登るには
1 世界中のゲーマを取り込めるか
2 タブレットやPC市場(職場や学校)を取り込めるか
3 ポストスマホ(ARグラス分野)
だと言います。
なるほどですね。

WEB3では、NFTによりバーチャル空間上に経済価値を作れるようになったことが大きいと言います。

これにより従来は広告とコマースしかビジネスができなかったものが、無限に広がる可能性があるのです。

NFTによりインセンティブ革命が起きる可能性があると言います。
つまり初期の参加者やユーザーもインセンティブを得られることができるのです。

従来だと初期参加者が付与されたSOや投資家だけが儲けることができました。

しかし、それ以外にインセンティブを得られるようにできるのです。
面白いですね。
大きな流れは、そうなりそうですよね。
アルビントフラーが、第三の波で農業→工業→情報の波が来ると言いました。

それが単に資本家だけではなく、様々な人が幸せになれる可能性が高まるって事ですね。
もちろん、現在、GAFAMが我々のweb上での行動をお金に変え、しかも行動にまで影響を及ぼしているという負の側面があります。

これが分散化することで、より良いバーチャルな世界ができると良いですよね。

私は、ビジネスをする際に、すべての取引を仲間や顧客にオープンにしています。

バーチャルだけで仕事ができたりしていますし、利益を独り占めしないようにしています。

そんなことがあちこちでできるようになれば良い関係がいっぱいできるだろうなって思います。

そんな社会になると、未来は明るいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?