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202年 3冊目『おしゃべりながんの図鑑』

がんとは何なんだろうと思い手に取りました。
がんかどうかを診断する病理医の小倉加奈子さんが書かれた本です。

がんかどうかは細胞の見た目で判断します。
そのために正常な細胞がどうかを知っている必要があります。
そして、経験がものをいうわけです。


書かれていますがAIが活躍できる範囲が広がるだろうとのことです。

異常は2種類
・構造異形:全体の形が違う
・核異形:核の形や大きさが違う
→顔つきが悪いと表現する

がんと癌
・がん:悪性腫瘍
・癌:上皮性の悪性腫瘍

上皮細胞と被上皮細胞
・37兆個の細胞はこの2種類の大別されます。
・上皮性:外界と接している(皮膚、消化管(口から肛門に至る部分))
・被上皮性:骨や血液細胞の悪性腫瘍は別の名前、白血病、骨肉腫などの名前が付いている

治るがんとなおらないがん
・早期発見
・分化度が高い
・分化:分化度が低いと悪性度が高い
・分化度が高い:もともとの細胞の構造に類似している
・分化度が低い:先祖返りしていて、無秩序に増殖しやすい
組織型
・上皮は「扁平上皮」「線」「尿路上皮」に大別
・それぞれ組織の形を表している

図鑑がついていて、大腸、血液(急性白血病)、脳(悪性膠腫)、脂肪(脂肪腫、脂肪肉腫)、胃腸、膵臓、肺、乳房、子宮頸部、肝臓、その他の詳細が分かります。

日本人の死亡のトップ3に入っているがん。
それを、ざっくり概要を理解するにはお薦めです。

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