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根拠のある売上・粗利目標の作り方 儲かる仕組みの作り方3 

以前の記事で
儲かる仕組みづくりの第一歩は、粗利目標を決める事だ。

そして、粗利目標を決めるためには、自社のお金の流れの全体像を知ることだ。

とお伝えしてきました。

今回は、具体的な粗利目標の作り方をお伝えします。

と、
粗利目標の作り方の前に、
売上目標って作ってますか?ありますか?

あるよって、方もいれば、
そんなもの意味が無い。と言って作らない方もいますよね。

売上目標が意味が無いという方は、
まずは、売上目標の意味を考える必要があります。

売上目標の意味って何でしょう?

登る山を決める。
目標が無いとどうして良いか分からない。
みんなで頑張りたいから。

色々あっていいのですが、
私が考える売上目標の意味とは

どう頑張れば報われるのか?を示す点。

だと思うんです。

例えば、
小さい頃、このテストで100点取ったら好きなおもちゃ買ってあげる。と言われて100点目標に頑張ったこと無いですか?
ソフトテニスの大会で優勝したらかっこいいな自分。と思って優勝目指して頑張ったこと無いですか?

要は、
100点取ったり、大会で優勝したら、頑張りが報われる。と思って頑張ってたわけです。
(私はただやってただけだ。と言う方もいるとは思いますが、論点が別になりますので、割愛します)

では、売上目標はどうでしょう?

ここで、この売上目標を達成するとこんな意味があるんだ。だからやる!
と、言える方は売上目標達成しやすい人ですね。

ただ、多くの人は、何のために?という事が言えない。

売上目標達成する意味が言えない。
これだと、達成する気も無くなっちゃいますよね。

経営者自身が、目標の意味を言えなければ、社員はもっと言えない。
そして、目標達成できない。
売上目標達成する意味が無い、やめてしまえ!

という、悪循環が。。。

では、そうならないために、
売上目標に意味を持たせるにはどうするか?

それは、

欲しい繰越金から逆算する。

これだけです。


お金のブロックパズルの一番右下の繰越金から逆算して計算していく。

欲しい繰越金+必要な設備投資資金+必要な返済金額=
減価償却費+税引き後利益

人件費も、その他固定費も、税金も計算すれば大体出てくるので、
それを足せば必要粗利が出てくる。

必要利益+予定その他固定費+予定人件費=必要粗利

ここで、必要粗利という言葉が出てきましたね。

これが、粗利予算になるんです。

この粗利を達成すれば、予定の人件費と、予定の固定費と、必要な利益が賄える。
ということは、
この粗利を達成すれば、報われる。
という事なんです。

何故、報われるのか?

それは、
必要利益を達成するという事は、将来にこうなりたいという状態へ近づくという事だし、
予定のその他固定費に買いたいものを入れたら良いし、
予定の人件費に給料アップ後の金額を入れたら良いし、

社長の夢も、社員の幸せも入っているという事なんですね。

理想の状態があって、それを金額に直すといくらか?それを〇年で達成するにはどうするか?
ここから逆算で出す、必要粗利なので、みんなの夢が詰まっているんです。

※もちろん、完全に理想だけでは実現不可能な必要粗利が出てきますので、実現できるように、不要な費用をカットしたり、投資を先延ばしするという事が必要です。
これを踏まえた各数字を「予算」と言うのです。

逆に言うと、そうではない適当に数字並べただけのものは「予算」とは言えないと考えます。

では、粗利予算を達成するための必要な売上はどうやって出せば良いのですか?

簡単な計算式があります。
それが

必要売上=粗利予算÷粗利率

です。

例えば、
上記の図で必要粗利が80だとすると、80÷0.8=100
になるんですね。

この数字が、達成すると報われる売上目標になります。

達成すれば報われる、売上目標、粗利目標が腑に落ちれば、行動が加速しますよ♪

自社はどうか?考えてみて下さい♪


私は、関わった人、会社の稼ぐ力を倍増させ、幸福度、収入共に世界ナンバーワンの街を作ります。

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