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CVR改善で必ず試すべき7つのABテストアイデア②繋げる

こんにちは。ギャプライズの中野(@nakanoyuta1111)と申します。

前回、ご紹介した記事のパート2になります。まだ読んでいない方はCVR改善で必ず試すべき7つのABテストアイデア①ステップ削るを確認いただければと思います。

2.繋げる

「繋げる」というのは、ユーザーが遷移する前のページと今見ているページの内容を意識的に合わせていくことを指します。


言葉だけでは伝わりづらいので、具体例を上げます。

【コスメ系の単品通販LP実例】

キャプチャ

商品購入させるためのLPがあるのですが、広告を直接そこに飛ばさすに記事ページを経由させてから、商品購入させる戦略を取っていました。その記事ページでは、必ず美容タレントがその商品をオススメしている内容を載せています。

商品購入LPでは、美容タレントに対する訴求がほぼなく、ユーザーからしたら、「記事ページで美容タレントがすごいオススメしてくれているのにこのページ(商品購入LP)では全然そのことが書いてない。違う商品ページに来てしまったのかな?それともさっきの記事に載っていた美容タレントはあまりすごい人じゃないのかな?」などなど、商品購入モチベーションが高い状態なのに、変な不安を感じさせてしまっている場合があります。

そこで商品購入LPのファーストビューに「美容タレントも絶賛!○○がすごい+写真」を載せたことにより、申し込み完了率28.3%改善しました。

なぜ成果が出たかというと記事ページと商品購入の一致感が強くなった結果、ユーザーが変な不安を感じずにページを読めたからだと思います。

※ヒートマップを見てもスクロール率やページの注目度が上昇。


【海外航空券予約サイトの実例】
海外航空券予約サイトでも「繋げる」を意識して、CVRが改善した実例を紹介します。
下記はABテストをする際に参考にしたサイトになります。

キャプチャ2


上記のように検索結果ページの中から最安値を選択した時に、次の詳細ページに「最安値を選択した」という意味合いの文言を追加しました。

ユーザーは「サイトの内で最も安い航空券が欲しい」という思いで検索結果を見ている人が多いと思うので、次のページでしっかり「あなたが選んだものは最安値です」と伝えてあげることでユーザーは、納得感を持って、申し込みに進めるのです。

【まとめ】

サイト改善する際に、改善するページだけのことを考えずに、遷移する前のページのユーザー心理を意識して、ユーザーが今見ているページで何を求めているかを考えた上で、改善することが重要になります。

また、広告用のLPであれば、検索キーワードや広告文を意識した上で、ファーストビューを考えることも大事です。

サイト訪問時からCVまでのストーリーを意識してサイト改善に取り組みましょう。
大切な事(ユーザーは気にしていること)はサイトのどのページも伝え続けることが重要だと思ってます。


次回は「3.短くする」について記事を書いていきます。

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