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あなたに生きてほしい

 今日いきなり本題です。
 キリスト教最大の教えって何か知ってますか?

 答えは十字架ですね!

 ところが、その意味は? というと、
「神の子イエスキリストが、あなたの罪を背負って身代わりに死んだ」
 ってことなんですが、これ、大勢のかたが

 は?

 て反応示されると思います。
 
 事実、わたし自身が

 は?

 という人間でした。
 牧師や宣教師が力説すればするほど、腹たってきたほどです。
 なんと薄っぺらい教義だ、とさえ思いました。

 そんなわたしに、十字架というやつが落ちてくれたのは、次のようなことなんです。
 みなさんの理解の一助にでもなれば幸いと、書かせていただきます。

 遠く昭和20年代、まだ青函連絡船が青森~函館を航海していた頃のお話なんですね。
 嵐の中、連絡船が沈んだんです。
 その時、救命胴衣が行き渡らなかった、若いカップルがいたのです。
 二人は死を覚悟しました。
 その時、キリスト教の宣教師が二人乗っていたのですが、
「あなた方は、これからの日本にとって大切な人ですから」
 と言って、若い二人に自分の救命胴衣を渡して、船と共に海に、死んでいった。
 というお話なのです。

 わたしはこれを知った時、キリストの十字架が身に染みました。
 助けられた若者にわたしが重なり、身代わりに死んでいった宣教師にキリストが重なりました。
 そして、船と嵐は、ウクライナやガザを見れば、認めざるを得ない、罪と苦しみに満ちたこの世界を表しているもののようです。
 わたしたちは、好む好まざるにかかわらず、この船の乗客です。
 嵐のなかで、世界という船は沈んで行ってるのですが、乗客のわたしたちは、どうすることも出来ないでいます。
 その時、嵐のなかで、キリストがわたしたちに救命胴衣を渡してくれました。
 そしてわたしたちは、苦しみの船から、悲惨と罪の渦巻く「世界」から救出されるのです。

 この時の、キリストのメッセージは、次の通り。

 「あなたに生きてほしい」

 キリストは33年に満たない生涯のなかで、それだけを人類に伝えたかったんです。
 そして、悲惨と罪と悪でいっぱいの船、「世界」を引き受けて死んでいった。

 これが2000年前に、古代イスラエルは首都エルサレムで起こった、十字架という出来事の意味なんです。

 そして、イエスの十字架は、今も生きている。
 キリストは「復活」されたから。
 永遠の彼方から、十字架は、現在のあなたに呼び掛けているのですね。

「あなたに生きてほしい」と。

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。これからもがんばります。中村 拝。