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ブラックフライデーに乗ってみよう

こんにちは、さかな一代の中乃一です。

近年良く聞くようになった「ブラックフライデー」、ちょっと早めの歳末セールかなぁ、販売側の意見として「年末需要の先食いだ!」という手厳しい意見も聞かれますが、お客様にとって、いいものをお安くGetできるかもしれない機会が増えるのはいいこと、ブラックフライデー歓迎です。新規ネット通販サイトのさかな一代も乗ってみることにしました。

日本で最初のブラック・フライデー(諸説あり)

ぼくには、日本では、歴史的に見てこのブラックフライデーは、「通販業界が最初に発動した」という説を支持します。

11月末と言えば、東北、信越は日本海側を中心に初雪にみまわれる時期です。雪道慣れたした方でも、シーズンの初雪は少しおっかなびっくり、そんな背景がある金曜日に事件は起きました。これは、ぼく中乃一の経験です。

もう、数十年前になりますが、通販を担当していたぼくに、普段配送をお願いしている某宅配業者さんから、「記録的な初雪で道路が混雑して、配達がパンクしてお荷物が届かない可能性があります!」と連絡がありました。「可能性は可能性、万一の遅配があるかもね、備えよう。」というレベルのお知らせくらいと思っていたのですが、昼過ぎからちらほらと「指定日の荷物が届きません!」とお客様からの問い合わせが入り始め、そのうちに問い合わせがやまなくなりました。配送会社の事前通知の通り、雪による遅配があることを伝えつつ、念のため配送会社に問い合わせて状況を確認しては、お客様へ謝りの連絡を繰り返す。お客様対応は深夜にまで及び「なんて日だ!」となったわけです。

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配達していた配送会社の現場でも、雪で配達車は動かない、届けられてもその日届けなければならない量にとうてい追いつかない、お客様からの問い合わせはガンガン来る、社会的「悪」を「ブラック」という言葉で片付けるのが流行しはじめた時期でもあり、「まったく、ブラックだぜ!」ってなった、というわけ。

以来、11月末の週末、金曜配達指定日を「ブラック・フライデー」と呼ぶようになり、初雪でなくとも配達業者さんに「まったく、ブラックだぜ!」と言わせようと、セールを行うようになりました※。

Amazon社が本国アメリカに習い、アメリカの感謝祭に合わせたセール「米国版ブラックフライデー」を日本に導入して、楽天他のECサイトが追従するようになり、それで増加した荷物で配達インフラがパンクして「ブラックフライデー」というセールとして一般の方に定着した説が、なお一般的なようですが、強く初雪混乱説を支持します(笑)。

さかな一代の、日本一の安売り・ブラックフライデー

少し悪ふざけっぽい入りになってしまいましたが、良いものをよりお求めやすく、とブラックフライデーの特別企画食材選びをしました。

とはいえ、なかなかぼくたちの単独のセールに対して、ネットでは見向きしていただけない部分もあります。ぼくたちのネット通販サイトの課題の共有も含めて、このセールへの期待をみなさんに共有して、最後に商品の宣伝も少ししたいと思います。

ネット通販は、掲載テイストの統一の意味もあって、ぼくと数名の、ECチームで行っています。ネット通信販売の売上結果につながる要素としては、商品タイトルと、トップ画像の品質でかなり違いが生まれることは承知してはいるものの、発足間もない自前の体制で行っています。

経験豊富なEC事業者さんとは、その出来はかなりの違いがあります。ただ、ここは外部のプロを使うなどの方法で、サイトの品質を上げることはしません。豊洲市場の中で選んでいるキュレーション力を、豊洲市場の現場から、自ら発信することこそ強み、と考えて9月から実践してきました。

食材選びの部分では、豊洲市場を通過する、折々の商品を紹介して、極力、ぼくたちでなくてもいい商品を取り上げることは避ける。産地や生産者を全面に出して、お勧めのポイントを明確にし、扱う食材の背景を感じていただける編集、商品紹介を心がけてきました。

先行するECサイトのデータを使って、ネットで売りやすいものを紹介したのでは、ぼくたちでなくてもいい商品ばかりになってしまう。しかし、情報過多な戦国EC時代に、ネット通販サイトの自前の作りこみや、自らでのSNS発信では、ぼくたちの想いは、かんたんには伝わりません。

認知が大きく劣る

ネット通信販売の売上結果につながる要素としては、商品タイトルと、トップ画像の品質でかなり違いが生まれます。しかし、ぞれ以前に、さかな一代というネットショップに知名度がありません。運営しているぼくたちの共同水産という会社は、水産業界でこそ認知があるものの、普段裏方に徹している企業です。一般集客要素が皆無。ぼくたちがECサイトを立ち上げたことも、水産系業界紙が取り上げてくれましたが、ここから一般へ波及した効果は限定的でした。どことは申しませんが、普段から経営者が企業の広告塔となるなり、何かとメディアでの取り上げが多い企業さんとはわけが違います。改めて、偉大だとリスペクトすると同時に、真似られるところは真似したい!

みなと新聞 9月13日
https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/e-minato/articles/115961
その他、水産経済新聞、水産タイムズなどでも取り上げ。

で、今回の我々は市場人であるという打ち出し

まずは、一般の方での認知拡大が急務です。ぼくたちの資産は「本物の市場」の人である、ということ。この文脈は、早くから使ってきていますし、水産系新聞も、市場がECをやりだしたことに新規性があった。もちろん、先行する「豊洲市場」と名の付く大きなECサイトがないわけでもありませんし、同業とてネットを使った戦略について何もしていないってことはない。

ただ、どこよりも長く、日本橋魚河岸、築地、豊洲と、一貫して市場で、魚市場で活動してきた、ぼくたちの資産を使わない手はない。そこで、ショップロゴをマイナーチェンジしました。ほんの小さな変化ですが、これは、ぼくたちの今後のECへの取り組み意識に変化をもたらすと思っています。

水産業界としても、豊洲に中央市場が移って久しいですが、まだまだ築地というブランドが大きくて、豊洲として発展していく中で、市場からの消費者メリットを生むデジタルな領域実現=DX分野で、過去に縛られない、自由なサービス拡充で築地を超えることが出来て、次の世代へ豊洲ブランドとして、引きついていけたらと思っています。

ただ、ECはとんでもなくシビアなものです。

豊洲市場を名乗るだけで、認知が高まったなんて、甘い話はありません。粛々と、豊洲市場発信のECサイトであることをあらゆるメディアへ売り込み、サイトの流入経路をかせぐアライアンスを生むことと並行して、もっと大きく認知の拡大を狙います、つまりバス狙い。さかな一代の認知拡大、さかな一代のファンの醸成、そしてまた認知拡大と、この循環を生み出すための、最初の認知をしてもらうため、どこも出来ない爆安を行うことにしました。それが、ぼくたちの考えるブラックフライデーです。

バス狙い

日本一の安売りでブラックフライデーを盛り上げたい、自信のある商品の投入をしました。どこにもまねできない「品質」と「価格」、これには、ぼくたちの自信があります。でも、これを知らしめるために、みなさんの力を貸して欲しいのです。

国産・切れ子 辛子明太子 2㎏

美味しい辛子明太子、切れ子とはいえ、キロ1350円で販売するのは、さかな一代だけ! すけそうだらから取り出す際に切れた、辛子明太子への生産の過程で崩れてしまった、見た目の悪い、訳ありの辛子明太子を「切れ子」と呼びますが、味はとってもいいです。

辛子明太子アップ

安いのにはもう1つ理由があります。消費期限が来年6月と、半年後に迫ってきています。しっかりと、-25度以下で管理された冷凍庫に保管されていますので、品質にななんら問題ありません。あと、ごめんなさい、モノは業務用でして、箱の中に、商品名シールと一括表示ラベルが入っています。スーパーマーケットさんなど、小売店さんがお店で、解凍、小分けして、販売用のパッケージにするためのものです。格安で販売しますので、こちらのシール類を取り出す作業を省かせていただきました。

(外装に商品の一括表示ラベル、消費期限、の法令に則った表示がありますので、何もご心配することはありません。ご安心ください)

辛子明太子箱開け

100gで135円は、生産者さんを巻き込んだ、今年1年のみなさんへの感謝気持ちのお祭り価格です。

旨辛 鮭ラー油 1瓶90gX12本

さかな一代が、メーカーの売り出す新商品情報をキャッチ、話題の食べる鮭ラー油! なんと、来年2月までに10万本の販売分をGetしました。発売にあたり、1箱1980円、1本あたり165円、でブラックフライデー特価で、ご提供。こんな価格で売るのも、さかな一代だけ。

LP鮭ラー油皿盛り

たっぷり紅鮭に、ガーリックフレーク、ラー油。今年、話題になる食べるラー油。こいつの旨辛が後を引く! 1箱には12本、おひとりで独占しても、お友達、ご近所で分けても! 1本165円は、ブラックフライデーで、絶対にみなさんに喜んでいただけるから、さかな一代で頑張って売ります、というメーカーさんと、さかな一代との約束の価格です。

鮭ラー油瓶

いつになく、鼻息の荒いnoteさかな一代の大人たちになってしまいましたが、ご紹介したブラックフライデー、よろしくお願いします。

いかがでしたか? 年末にかけ、さかな一代の大人たちも、本業の水産の振興に一生懸命です。そんな大人たちの奮闘の記録、次回もお楽しみに!

※ブラックフライデーの興りについては、さかな一代の大人たちの体験が含まれます。真剣に信じていますが、こういう説もある、というエンターテイメントの一種とご理解ください。


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