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自分で仕合せになるということ

こんばんは。

私は昨日、儚くて脆い関係に終止符を打った。

約5,956 kmという距離に想いを馳せながら、ちょっとだけ振り返る。

これまで幾度も失敗を重ねてきた恋愛で、当たり前かもしれないけれど沢山学んだ。今回の件に関しても同様。

他人は決して自分を仕合せにはしてくれない
仕合せになるのは自分の仕業でしかない

最後まで気付けなかった自分が情けないし馬鹿だ。当時の実感よりもずっと未熟だった。

何が間違っていて何が正解だったのかは全く分からない。どこにも答えは転がっていないだろう。彼を好きな気持ちは真だと思っていたし、いつも大切にしていたつもり。でも、そんなことは彼にとってはどうでもよくて、私の自己満足だった。自分が仕合せになる一番の方法を分かっていなかった。わかっているつもりで分かっていなかった、一番良くないパターンだ。

彼は私が落ち込んでいることが嫌いだった。泣いたり怒ったりするのは論外。なぜ彼の前で泣いてはいけないのか。これについて悶々と考えていた時期はとうに乗り越え、私は私の仕合せをどうやって作り上げていくか、に気付き始めた。

決断をしようと思っていた矢先、彼に先を越された。

彼はまるで初めて言うように最後のセリフを私に贈ってくれた。だけど、とっくに分かっていた。ここまで言えずにいたあなたの優しさに包まれながら、覚悟を決めた。

動揺さえない。

ようやく口を開いてくれたね。最後に、君にしか紡げない言葉で伝えてくれて、本当にありがとう。

いつも短気でちょっと不器用なあなたが、喧嘩のあとで優しく

おやすみ、ゆっくり休んでね

そう言ってくれる瞬間が好きだった。

君のやさしさにもっと触れていたかったけれど、潮時かな。

いつかどこかで逢えたら

考えようとしたけれど、やめた。

考えることに意味はない。

以前のように、再び、淡々と私を生きていく。

私の仕合せを紡ぎ、幸せになる。




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