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木村拓哉と時代劇
これまで多くの作品で主演を果たし日本を代表する俳優の一人である木村拓哉。彼のドラマと言えば多くの人が「ロングバケーション」のような恋愛モノや「グランメゾン東京」のような職業モノを思い浮かべるだろう。しかし、今回はあえて「時代劇」を取り上げたい。
木村拓哉 主演時代劇一覧
以下が木村拓哉が主演した時代劇作品の一覧である。
・「織田信長 天下を取ったバカ」(1998 TBS スペシャルドラマ)-織田信長 役
・「忠臣蔵1/47」(2001 フジ スペシャルドラマ)-堀部安兵衛 役
・「武士の一分」(2006 松竹 映画)-三村新之丞 役
・「宮本武蔵」(2014 テレビ朝日 スペシャルドラマ)-宮本武蔵 役
・「無限の住人」(2017 ワーナーブラザーズ 映画)-万次 役
また、時代劇ではなくSF作品に数えられるが1995年にテレビ朝日で放送された「君は時のかなたへ」では徳川家康の幼少期に当たる松平元康を演じている。
このように実は多くの時代劇作品において木村拓哉は主演を果たしている。
個人的オススメ作品
さて、ここからは上記の中から私の個人的なオススメを紹介させて頂きたい。
「武士の一分」
私が紹介したいのは2006年公開の映画「武士の一分」。山田洋次がメガホンを取ったこの作品は、興行収入は40億円を超え、松竹配給映画としての歴代最高記録(当時)を樹立した大ヒット作である。ここで木村は、毒味により失明した下級武士の三村新之丞を演じている。盲目であるが故の苦しみ、そして「武士の一分」に賭ける新之丞の覚悟を木村が表情や佇まいを通して見事に演じている。ラストの殺陣は凄まじい迫力である。また、献身的に支える妻の加世を演じた檀れいも見事だ。
まだまだ紹介したい作品(特に宮本武蔵や無限の住人)もあるが今回はここまでにしておきたい。昨今、「何を演じてもキムタク」と揶揄されることもあるが、武士の一分のような「世間のキムタク像」とは離れた作品も数多く存在する。是非とも食わず嫌いではなく色々な作品に触れて欲しい。
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