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指導者として大切なこと

ヴァイオリンは難しい。よく言われることです。
触れたことがない人は、ノコギリの…という表現をよくしてしまいます。
(楽器の調整が悪いか、最初の手ほどきが悪いかのどちらかでないと、そんな音は出ないハズなのですが…)

しかし、僕がヴァイオリンを弾いてきて思うことは違います。
ヴァイオリンが難しい、のではなくて
「ヴァイオリン にあわせて体を使うこと」が難しいんですね。

もちろん、器用な人はフーンと思いながら考えずに出来るでしょう。
そういう人は実際にいます。

でも僕自身は不器用です。
おまけに指導者です。

考えずに出来ることは演奏する人としては良くても、
指導者としてはよろしくない。
お手本を見てみんな真似できるなら苦労しません。

うまくできないときに、どういうステップを踏むか考え、
様々な方向からアプローチをしてみる…それが、僕の思う指導者です。

ところが、不器用なハズの自分も「あれ、考えずにできちゃった」というテクニックもあります。
偶然か、何かしらの経験の感触やイメージが働いたんでしょう。

こういうとき、どうやって思考し直すか、自分の考えるメソッドを深めるか。

やることは一つで、人前で弾きたくない曲を勉強し直すことです。
それも、出来る限り小さな音で、リハビリのように…「もっといい音程が取れるはずなのに」、
「もっといい響きで弾けるはずなのに」なんていう要らないプライドを捨てて、全てを正しくしようと思います。
もっといえば、「こう弾きたい、からどうやるべきか」という順序を徹底します。
そうすると、体の感触、感覚を限界まで試さないといけません。

今月も多分人前で披露する機会はないんだろうなぁ、という曲を勉強しなおしています。

不思議なことに、忘れかけていたこと、以前捨ててしまった方法、閃くこと、
時間がかかるとわかること、本当に単純なこと…たくさんのことがわかってきました。

みなさんも、今日も学びの1日を!!

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