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『傲慢と善良』辻村深月
3月31日に購入し、
4月1日に読み始めて、同日4月1日に読了。
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途中で「もうやめてくれ!」と本を投げ出したくなるほど、
私たちが日々体感している憤りやエゴイズムが
解像度高く言語化されていて、
無意識に自分と重ね合わせて心抉られながら一気読みしました。
隠して、無視してしまいたくなる
人間の本質的な部分を露呈されている感覚。
傲慢さと善良さが共存するものだと
知らなかったし、知らないままでいたかった。
個人的に、大好きな作家の一人である朝井リョウさんが解説を書かれているところもお勧めポイントの一つです。
真実が花垣さんとのデート後に「お話にならない人」という感想を持つ描写で、
ミキティーの「友達にもよくいるんだけど、デートがつまらないって言うけど、おまえはつまる努力をしたのか。なんで楽しませてもらう前提なのかって言いたい」
という言葉を思い出した。
何事にも、つまる努力ができる人になりたいです。
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